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ピアノ教本/クラシックピアノ

【聞いて!まるみえ先生】今回のお悩みは…「よその教室から移ってきた生徒さん」

ピアノ教本/クラシックピアノ

私自身は、生徒さんが低年齢の場合、テキストを自分が使い慣れているものに一新することが多いです。生徒さん自身も比較的抵抗感が少ないように思います。

「この年齢の生徒さんのレッスンは、テキストが主役ではなく、あくまでも生徒さん自身が理解しやすいかどうかが一番のポイントになります。
前の教室でお使いのテキストと同じ視点に立っているテキストを私の教室でも使用していますので、教室を移るのを機に新しくさせてください。
〇〇ちゃんには復習になりますが、私の言葉でもう一度説明させて頂いて、新たなスタート地点に立ちたいと考えています。この時期の再確認は非常に重要です。」

私の教室では、同時期に使用するテキストは3冊程度に留めています。
5冊以上お持ちの方が移ってこられる時にはこのようにお話しします。

「レッスンで何冊テキストを用いるかは、教室ごとに指導方針が違いますので、以前の教室とまったく同じカリキュラムで進めることができないことを ご理解くださいませ。
以前の教室で取り組まれていたテキストA・B・C・ D・Eですが、A・Cは使用する鍵盤位置は同じですが伴奏の形が違うことが分かりました。当教室ではAを使用している時に伴奏の形を変えて演奏してもらうなど、Cのアプローチをレッスンの中で行 ないますので、Cのテキストは割愛させていただ きます。
また、DとEは指を鍛えるための練習曲で、方向性は同じです。これもDのテキストでEのテクニックを入れていくレッスンをしますので、Eのテキストも割愛させていただきます。
レッスンで使用するテキストが減ることで、不安に感じることもあるかとは思いますが、学習内容を維持して、生徒さんに取り組みやすい内容にさせて頂きますので、ご安心くださいませ。」

このような場合は、生徒さんの気持ちを汲み取って保護者さまにお話しします。

「せっかくここまで進まれたのですから、最後までこのテキストを使いたいと言うお母様のお気持ちもとてもよく分かります。
ですが、今まで慣れ親しんだテキストから離れて新しい教室で気持ちも新たにレッスンを受けたいと思っていらっしゃるお子様のお気持ちを応援したいと思います。お母様はいかがでしょうか? レッスンを引き継がせて頂いた以上、今までレッスンを受けてこられた内容をしっかりと受け継ぐためにも、新たなテキストでレッスンをさせて頂きたいと思います。どうぞご理解くださいませ。」

「教室へ移ってこられた場合、テキストなどは一新させて頂く場合とそうでない場合とございます。全部が新しくなると戸惑われる方もいらっしゃいますので、当教室で使用しているテキストと今までお使いだったテキストと合わせて使用させて頂きます。
説明の仕方や言葉使いなどは違うかも知れませんが、テキストに書き込まれている前の先生と大事にしている部分がかなり共通しておりますので、安心して〇〇ちゃんにレッスンを受けて頂けると思います。」

以上のように、教室を移ってこられた場合、以前のテキストを使用するのか? というご質問については、基本的にはY.F先生がご使用されているテキストへの切り替えをおすすめします。
講師として、自分の伝えたいことがきちんとお伝えできるテキストでレッスンをすることが頂いたお月謝の価値であるという気持ちを忘れないでいることが大事だと考えます。

中西 美江(なかにし・みえ)プロフィール
奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室主宰。生徒さんの目の前で書くレッスンをして30年。ポピュラー、ジャズなどを取り入れた独自のカリキュラムでレッスンを行う。
「マイピアノ楽譜」「教室運営法」「体験レッスン成功法」「続けることのできるレッスン法」をテーマに、各地で講座開催中。
https://www.pocoapocopiano3.com/

まるみえ先生講座情報♪

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5/14(火) 10:00~12:00 コウキ商事(株) 本社 3階ホール
詳しい内容はこちら(チラシPDF) 【※終了しました】

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次回予告 7/9(火)
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“今だから聞くシリーズ 第 2回”
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詳しくはコウキ商事(株) 本社 3階ホール までお問い合わせください。
(奈良県天理市杉本町351-4  TEL0743-63-0850)

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