第2回音楽本大賞が発表されました!
書籍/雑誌

「音楽本大賞」とは、昨年2023年にスタートしたブックアワード。1年のあいだに発売された「音楽」をテーマとする書籍が選考対象です。今年受賞した7作品をご紹介します!
大賞
ミュージック・ヒストリオグラフィー~どうしてこうなった?音楽の歴史~
松本直美/著、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

過去から現在までの「音楽史の書かれ方」を振り返り、新たな視点でアップデートし続ける音楽史の最前線を案内した一冊。まったく新しい音楽史の世界が見えてくるかも!
特別賞
小学館の図鑑NEO 音楽
池辺晋一郎ほか/監修、小学館

21世紀という現在地からみた「音楽」がフラットに網羅された図鑑。スマホで映像や音楽を一緒に楽しめるのも嬉しいですね。贈り物としても人気です。
個人賞
作曲家◎人と作品 シェーンベルク
浅井佑太/著、音楽之友社

最新の研究成果と気鋭の執筆陣によって現代にふさわしい作曲家像を描き出した伝記シリーズ最新刊。「音楽家の伝記の理想形のひとつ」と絶賛されています!
トーキョー・シンコペーション 音楽表現の現在
沼野雄司/著、音楽之友社

「現代音楽」のスペシャリストである著者が、堅苦しい、難しいと思われがちな作曲家たちの思考や作品を美術、映画、哲学、小説、ロックやポップスなど、他ジャンルの作品との比較の中で軽妙なタッチで深く論じた一冊。既成概念を打ち破る“新しい”音楽批評本。
ポピュラー音楽と現代政治:インドネシア 自立と依存の文化実践
金 悠進/著、京都大学学術出版会

インドネシアにおけるポピュラー音楽と政治が複雑に絡み合う歴史をひも解きながら、未来の両者の関係性を占う一冊。
ヘンリー・カウ――世界とは問題である
ベンジャミン・ピケット/著・須川宗純/訳、月曜社

1968年にフレッド・フリスとティム・ホジキンソンによって結成された伝説のバンド、ヘンリー・カウの軌跡を辿った一冊。メンバーやスタッフへのインタヴュー、手紙、ノート、楽譜、日記、議事録など、さまざまな側面からその魅力が描き出されている。写真・図版も多数収録。
ちんどん屋の響き 音が生み出す空間と社会的つながり
阿部万里江/著・輪島裕介/訳、世界思想社

民族音楽学者としてボストン大学で教鞭を執る著者が、9年以上にわたるフィールドワークを通して「ちんどん屋」を調査、アメリカで出版したものを日本語に訳しおろした、初の【ちんどん屋研究書】。
以上が第2回の受賞作でした。さらに、選考過程では、読者からの推薦本が、推薦コメントとともに多く寄せられたそうです。それらのコメントも大変興味深かったので、あわせてご紹介しますね。
(以下、音楽本大賞公式サイトへのリンクです)
いかがでしたか? お近くのお店で見かけられましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね!
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