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ピアノ教本/クラシックピアノ

【聞いて!まるみえ先生】今回のお悩みは…「練習しているところを見られたくない生徒さん」

ピアノ教本/クラシックピアノ

 まずは「なぜ見られたくないのか」を掘り下げて考えてみることが大切です。その上で、どのような言葉がけができるかを考えてみました。

私は思うけど、〇〇ちゃんの演奏は素敵よ〜。〇〇ちゃんにしかない音色があるね! 自分でわかってる? ちょっと弾いてみてくれたら「そこ!」って教えてあげるから聴かせて?

「間違い」を許せないのだったら、間違いを分析して自分で「間違い」を避ける事も大事やで。間違えたくないのにノープランでは…。傾向と対策をきちんとして、自分自身へのストレスを減らしてね。
(と、高学年の生徒さんには率直に伝えます)

今の演奏弾いてみてどうやった? 私は聴いていて、とってもこの曲のイメージが出来てると思ったよ。こことかこことか(と、楽譜へ具体的に示します)

 音の間違いなどの指摘は二の次にします。最優先は音の間違いよりも「音楽性」であることを遠回しに伝えます。

お母さんやお家の人はついつい、テキストが進むことをレッスンのバロメーターにしちゃうけど、本当はマルになってもならなくても、どちらでも良いんだよ。お母さんやお家の人は、〇〇ちゃんの心が軽くて楽しいのが一番なんだよ

(書き間違えたとき) わぁ〜間違えた! ごめんね。まぁ〜でもいいか。修正テープで消しておこうっと

(模範演奏を間違えたとき) わぁ〜音間違えた、もう一回弾くわね。でも、人間やから間違うことができるんだよね

これは〇〇ちゃんしか出来ないわ〜〜

これは〇〇ちゃんやから良いんやな

これを弾く前に、まず練習しようか

片手ずつ練習してから、演奏を聴かせてね


 自分を確立していくためには、格好悪いところも含めてありのままの自分をいったん全部受け入れ、そこからいかに立ち上がっていくか? を学んでいくプロセスが重要だと思っています。

 そして、1対1のピアノレッスンだからこそ、生徒さんのそういったプロセスに立ち会い、サポートしていく役割を担えるのではないか、と感じています。

中西 美江(なかにし・みえ)プロフィール
奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室主宰。生徒さんの目の前で書くレッスンをして30年。ポピュラー、ジャズなどを取り入れた独自のカリキュラムでレッスンを行う。
「マイピアノ楽譜」「教室運営法」「体験レッスン成功法」「続けることのできるレッスン法」をテーマに、各地で講座開催中。
https://www.pocoapocopiano3.com/

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