映画大好きスタッフが紹介!〈映画から聴こえてくる音楽〉Vol.1:名曲「セプテンバー」が彩りを添えるアニメーション映画
ウクレレ/カリンバ その他楽器
ロボットドリームス
11月8日(金)より全国で順次公開
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ひとりぼっちのドッグが友達ロボットと出会い、ニューヨークの名所を巡りながら育んでいくひと夏の友情を描いたアニメーション映画。海水浴の帰りに錆びて動けなくなったロボットが残されたまま閉鎖されてしまうサマービーチ…… ふたりを待ち受ける結末とは——。
この作品のメインテーマとなっている「セプテンバー」(September)は、アース・ウィンド・アンド・ファイアーにより発表された、70年代の代表的なディスコソングです。
“Do you remember? ”と語りかけるように始まるこの楽曲は軽快なリズムに乗ったホーンセクションが華やかなナンバーですが、実は“9月”ではなく“12月”に歌われた設定の歌詞。夏の終わりと共に過ぎ去ってしまった恋を懐かしむような、哀愁を漂わせる内容のラブソングです。
このとってもポップで耳に残り気分を高揚させる曲調とは裏腹に、“今ここにいない誰か”を慈しむような歌詞とのコントラスト。それはこの映画が誰にでも観やすい温かなアニメーションで表現されていながら、美しい思い出ほど途切れてしまったときに伴う切なさが描かれている対比にも通じているのではないでしょうか。
ちなみにこの作品にはセリフやナレーションが一切ありません。その代わりに「セプテンバー」以外にもピアノソロや、舞台であるニューヨークにマッチした様々なジャンルの楽曲で彩られ、音楽によって雄弁に心象風景が語られるのも大きな魅力になっています。ぜひ劇場でご覧ください。
「セプテンバー」が入っている楽譜でおすすめはコレ!
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※その他にも収録されている楽譜多数。ぜひ「セプテンバー」で検索してみてくださいね♪
そして、今月はこんな音楽映画も公開されます。
Back to Black
エイミーのすべて
27歳の若さで急逝したイギリスの世界的歌手エイミー・ワインハウスの半生を描いた伝記映画。11月22日(金)公開ですので、ご興味のある方はぜひ劇場でご覧ください!
記事を書いた人:わだ
大阪出身、東京在住の40代。娘1人息子1人。 趣味は映画/海外ドラマ。劇場で年間60~80本鑑賞。 |