ピアノ教本/クラシックピアノ

【聞いて!まるみえ先生】今回のお悩みは…「発表会プログラムに『合奏』を取り入れたい・前編」

ピアノ教本/クラシックピアノ

 私の教室でも、毎回の発表会プログラムに「合奏」を取り入れています。準備や調整が必要な分、迷われる先生も多いかと思いますが、目的と構成を明確にすることで、教室にとって大きな価値のある時間になります。

 私が合奏を行う目的は、主に次の3つです。

 これらを軸に、毎回内容や演出を考えています。

 合奏のタイミングは、楽器編成や人数、進行全体との兼ね合いで決めます。例えば「翼をください」を合唱奏とした年は【1部と2部の間】に配置しました。楽器準備が不要で、1部・2部の出演者全員が舞台に上がれると判断したからです。
 この場合、【1部出演者にとっては最終演目】
【2部出演者にとってはオープニング演目】という位置づけになり、流れとしても自然でした。また、記念品のマフラータオルを「翼」に見立てた振りを付けることで、視覚的にも華やかな演出となりました。

 演奏時間は、準備を含めて5分程度を目安にしています。多くの場合、合奏は全演目終了後に行うため、準備に時間がかかりすぎると生徒さんの集中力が切れたり、お客様に一旦動きが出ると、場が落ち着くのに時間がかかります。そのため、暗転後2分以内の演奏開始を基準にしています。

 合奏曲は必ずしも有名曲である必要はありません。私が重視しているポイントは次の4点です。

・躍動感があるか
・曲の長さを調整しやすいか
・合奏として構成しやすいか
・発表会全体のテーマに合っているか

 ちなみに今年は、2011年度吹奏楽コンクール課題曲「天国の島」を選びました。

 参加者は、年齢・経験・意識がさまざまです。そのため、全員が無理なく関われる編成を意識しています。例えば今年の編成は次の通りです。

 発表会開催が2月でしたので、10月〜1月に各パート10回の練習日を設け、最低4回参加できれば本番に参加できるアレンジにしました。さらに家庭でも練習ができるように、パート別練習動画や練習風景の動画なども用意しました。
 参加される方の中には「ピアノ以外にも練習が必要なのか」と戸惑われることもあります。年齢が上がるにつれ、スケジュール確保が難しくなることも考慮し、負担を抑えつつ、本番で達成感を得られる形を目指しました。

(後編につづきます)

「後編」はこちらから

中西 美江(なかにし・みえ)プロフィール
奈良・新大宮ぽこあぽこピアノ教室主宰。生徒さんの目の前で書くレッスンをして30年。ポピュラー、ジャズなどを取り入れた独自のカリキュラムでレッスンを行う。
「マイピアノ楽譜」「教室運営法」「体験レッスン成功法」「続けることのできるレッスン法」をテーマに、各地で講座開催中。
https://www.pocoapocopiano3.com/

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