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ベース/ドラム
内容全楽器奏者のための“弾きはじめたら止まれない!” 休符なしの究極エクササイズ!無窮動(むきゅうどう)は、パガニーニの「無窮動 op.11」など、クラシックでは常動曲とも呼ばれる、コード進行にそった音符で埋めつくされた休符のないフレーズ・エクササイズのこと。習うより慣れよう!休符なしのトレーニングをひたすら弾き続ければ、さまざまな場面におけるフレージング技術が体得できます。弾けるようになったら、今度は自分のペースで譜例の音を分析していけば、コード・トーン、アプローチ・ノート、スケールの3要素の理解も深まっていきます。最終的には演奏技術、耳、集中力の訓練をしつつ「使える」フレーズも蓄えられていくことになります。アドリブなどで「好きな時に止まって弾ける」ようになるためには、まず「止まらずに弾ける能力」を身につける必要があり、この"無窮動トレーニング"はうってつけの練習方法です。ロングセラー既刊の『ギター無窮動トレーニング』は、ギター以外の楽器で使っている方も多く、実に役に立つ!と大好評。しかしそのような方々からよくいただくのが、"タブ譜があると、ちょっと読みにくいんですよね......"というご意見。ギタリスト向けゆえの「タブ譜」が譜読みの邪魔になるんですね。そこで同書からタブ譜を取り除き、五線譜のみにしてみたのが本書です。結果、例えば従来4ページ必要だった譜面は見開き2ページに収まり、譜めくりが必要になる部分もかなり減少しました。さらに何度か繰り返されるコード進行の区切り部分も、できるだけ各ページの頭から始まるように調整しましたので、使いやすさ、読みやすさも大幅にUP!全楽器対象、使用音域は下第3線F(へ音)から上第5間のA♭(変イ音)です。付録CDにはピアノによる模範演奏の音源と練習用のカラオケを収録。毎日のウォーミング・アップとしても有効なので、長期にわたってご使用いただけます。いろいろな楽器の方々に、もっと使っていただけるよう生まれ変わった"無窮動トレーニング"、ぜひこの機会に"無窮動体験"してみてください!※本書の楽譜はタブ譜の有無以外は『ギター無窮動トレーニング』とまったく同一です。【CONTENTS】■無窮動トレーニング基本編◎メジャー1625(I-VI-II-V)進行◎逆循環2536(II-V-III-VI)進行◎44-36251(IV-IVm-III-VI-II-V-I)進行◎メジャー・ターンアラウンド進行◎マイナー・ターンアラウンド進行■無窮動トレーニング1◎ブルース進行 inC◎ブルース進行 inF◎ブルース進行 inB♭◎ブルース進行 in Cm■無窮動トレーニング2◎リズム・チェンジ◎リズム・チェンジ:バリエーション■無窮動トレーニング3◎ビ・バップの定番コード進行1◎ビ・バップの定番コード進行2◎ビ・バップの定番コード進行3■無窮動トレーニング4◎スタンダード系コード進行1◎スタンダード系コード進行2◎スタンダード系コード進行3◎スタンダード系コード進行4◎スタンダード系コード進行5ピアノ模範演奏&音源制作:黒瀬 香菜付録ダウンロード電子版用の音声データはこちらからダウンロードできます。MP3(ZIP)[96.4MB]著者プロフィール道下 和彦(みちした かずひこ)87年ボストンのバークリー音楽大学卒業。在学中に小曽根真グループに参加。小曽根真に紹介され、ゲイリー・バートンのツアーに参加。米の音楽情報誌’Down Beat’にも紹介されるなど好評を得る。その後もボストンを中心に活動。89年、帰国後拠点を東京に移し、日野元彦セイリングワンダーなど、多数のジャズ・グループに参加する一方、菅野よう子、本多俊之などのレコーディングにも参加。ジャズ、ロック、ポップス、ジャンルにこだわらない幅広い活動を行う。90年代以降はリーダー・アルバムも発表、さらに映画やテレビドラマの音楽を担当するなど、その活動は多岐にわたる。そして洗足音楽大学の准教授であり、インプロビゼーション、コンポーズ、アンサンブル、ギター実技の指導を行っている。近年は黒瀬香菜(org)?、?木下晋之介(dr)をフィーチャーした自己のグループのOrgaNeckStick(オルガネックスティック)でも活動中!編集担当より一言簡単に言えば「『ギター無窮動トレーニング』のタブ譜抜き」なのですが、それだけではありません。「主旋律と同時に伴奏も弾くことができるピアニストなどが使う時にどうすればいい?」「自分の楽器の音域外の音が出てきた場合はどうすればいい?」といった、全楽器対象ならではのコラムも新規で収録しています。コードに対してのフレーズの説明も、日本のギタリストには馴染みがあってわかりやすい表現ということでコンビネーション・オブ・ディミニッシュ(Com Dim)と表記していましたが、実はバークリー音楽大学などではシンメトリック・ディミニッシュという表現のほうが一般的なので、特に対象楽器を限定していない今回は(Sym Dim)と表記を変更しています。表紙や本文のデザインも、より幅広く多くの方が手に取りやすい、シンプルかつ普遍的なクラシカル・デザインに変更しました。もちろん最大の魅力は「無窮動の効能」です。フレーズの3大要素である、コード・トーン、アプローチ・ノート、スケールの3要素を自然に体に馴染ませることができるんです。そして何よりも、「弾いていて楽しい」んです。「ずっと音符ばかりで飽きてしまう」という方もいますが、おそらく「飽きてしまう」方は淡々と弾きすぎているのではないでしょうか。「8分音符の連続」は変わらなくとも、この音にアクセントをつけよう、この4音はスタッカート気味、次の4音はレガート気味に弾いてみよう、少し歌わせるように弾いてみようなどなど、タッチやニュアンスを考えて弾くだけで、どんどんいろいろな表情が出てきて楽しくなると思いますよ。あともうひとつの「飽きてしまう」理由は、1小節目から最後の小節までを「真面目に」弾こうとするからかもしれません。頭から最後までを弾かなければいけない・・・・・・なんてことはまったくないんです(笑)。気に入ったフレーズの流れの箇所があれば、そこだけを何度もループで弾いていいんです。そういった箇所が複数あって繋げられるなら自由に繋いで弾いていいんです。流れ的に自然だなと思える音を見つけたら、自分で音を変えて弾いたっていいんです。自分なりのやり方で“楽しい無窮動”してくださいね。(編集担当 杉坂)
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