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内容紹介
ヴァイオリン演奏において、表現に欠かせない技術であるヴィブラート。これに特化した世界でも珍しい教本。第1章では、ヴィブラートのための指・手首・腕の動かし方など物理的なテクニックを、部位ごとの練習からコンビネーションの練習に至るまでに徹底的に習得。第2章では、解釈し表現したいものをより実現させやすくするためのヴィブラートのコツなどを、オリジナルの練習曲や有名曲を用いて実践する。ヴィブラートを自在にかけられるようになり、音楽を思いのままのまま操れるようになりたいという演奏家たちのバイブルとなる。指導者が生徒を教えるためにも、またプロの演奏家が自身のためにも使える画期的な一冊。
目次
序章 ヴィブラート
ヴィブラートのかけ方についての基本
ヴィブラートを形づくるもの
いつヴィブラートを始めるべきか?
第1章 ヴィブラート――基礎編
1.手首から先のヴィブラートの練習――楽器なし
2.手首を動かして指を滑らせるグリッサンド練習――楽器を用いて
3.弦の上で指を滑らせないヴィブラート練習
4.弓を使って音を出してヴィブラートをかける練習
5.同じ音の時にヴィブラートを中断させずにつなげる練習
6.レガートでつなげるヴィブラート
7.ヴィブラートを遅く/速くする、そしてクレッシェンド/デクレッシェンドする
8.ヴィブラートによるクレッシェンド/デクレッシェンドのエチュード
第2章 ヴィブラート――実践編
いろいろなヴィブラートの動き
さまざまな種類のヴィブラート例
1.前腕からの動きによるヴィブラート
2.指の関節からのヴィブラート
3.前腕と指先からのヴィブラート
4.手首からのヴィブラート
その1 指の関節を動かさない手首だけのヴィブラート(1)
その2 指の関節を動かさない手首だけのヴィブラート(2)
その3 指の関節と手首から動かすヴィブラート
5.前腕、手首、指の関節のコンビネーション・ヴィブラート
6.いろいろなヴィブラートを変化させる練習
7.レガートの中でのヴィブラート
その1 レガートの中でヴィブラートの種類を変える
その2 3オクターヴのいろいろな種類のヴィブラート練習
8.ゆっくり、速い、広い、狭いヴィブラートの組み合わせ練習
9.有名なメロディをひとつの指だけで弾く
10.すべての指を入れ替えながらヴィブラートをかける
11.いろいろなメロディ
12.重音でのヴィブラート
13.重音の音階のヴィブラート練習
14.ヴィブラートを止めずにいろいろな距離の重音をつなげる
15.有名な重音のメロディ
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