音楽史と世界史が同時に楽しく学べるマンガが登場!大人の学び直しにもおすすめです♪
書籍/雑誌
まんが 音楽の歴史1
古代・中世~ルネサンス
ひの まどか 監修/㈱Gakken
1,760円(本体1,600円+税)
大人の学び直しにもおすすめ。「音楽史」を、世界史とリンクしながらマンガスタイルでわかりやすく学べるシリーズが登場!
皆さまこんにちは。今日は新しい音楽史マンガをご紹介します。
ちなみに私、学生時代から「歴史」と名のつく勉強が非常に苦手で、世界史や日本史の成績は本当にひどいものでした(^-^;
おそらく、自分にとって遠い時空のできごとに興味が持てなかったのだと思います。
そんな中、唯一興味が持てたのが「音楽史」でしたが、一般的な音楽の授業での音楽史の時間ってごくわずかで大枠のところしか学べず、消化不良のような思いを抱えていました。そして、大人になっていろんな音楽史本を買ってはみるものの… (お察しください)
そんな中、これなら読み進められるかも! と思えたのが本書です。
その理由は…
1.歴史をマンガでストーリーとして読めるのでわかりやすい
マンガってそういうものではありますが、中でも本書はストーリー展開がスムーズでわかりやすいと思いました!
2.マンガだけでなく解説も充実している
ページの3分の1が写真やイラストになっていて、文字がギッシリ!という感じではないので読みやすいです。また、個人的には「楽譜」の成り立ち、変遷についての解説があったのも嬉しかったです。(羊皮紙とかグイードの手とか知らんかった…)
3.世界史とも関連付けて学ぶので、深く学べる
これ、すごくいいです!しかも、近年発見された史実エピソードなども盛り込まれているので、子ども時代とはまた違った“深イイ”学びが得られるはずです。
4.文字の量が適切で読みやすい
読み進められるか否か、とても大切なポイントだと思います。本書はそこが絶妙によいと思いました。さすがGakkenさん!
第1巻では、人類誕生からルネサンス期(~1600年代)までの政治・宗教と音楽の関係をたどります。章ごとに【まんが → 年表 → 解説】にまとまっているので、時代ごとに理解を進めていくことができます。全3巻を通じて近・現代まで学べます。
シリーズの監修を手がけられたのは、数々の評伝や音楽研究で知られるひのまどかさん。巻末には「音楽史クイズ年表」もついているので、ご家族で回し読みしたのち、みんなでクイズに挑戦する、なんて楽しみ方もできそうです。
お店で見かけられましたら、ぜひお手に取ってご覧くださいね!
◆1巻のおもな内容◆
●第1章 人類誕生 音楽のはじまり
・音楽のはじまり 世界で一番古い楽器
・古代メソポタミア 神への音楽
・古代エジプト 戦いの音楽 など
●第2章 古代ギリシアとローマ 学問・政治のための音楽
・古代ギリシア ピタゴラス、プラトンによる音楽の探究
・古代ローマ 劇場音楽、ネロ皇帝の政治と音楽 など
●第3章 中世 キリスト教の音楽
・キリスト教 聖歌と宗教
・グレゴリオ聖歌 広がる聖歌、最初の楽譜 など
●第4章 十字軍と宮廷詩人 商人・職人と音楽
・世俗音楽 大道芸人と宮廷詩人
・十字軍の遠征
・マイスタージンガー 職人と歌の組合 など
●第5章 ルネサンス イタリアの音楽
・ルネサンス 芸術を支えたパトロン
・人気の声楽曲 広がるパロディ
・ルネサンス三大発明 など
●第6章 宗教改革 そこから生まれた音楽
・ルターの宗教改革
・コラール ドイツ語による讃美歌の誕生 など
この記事を書いた人:fn
岡山出身。クラシック寄りのピアノ&トランペット吹き。日々の癒しは飼い猫・モモちゃんとのモフモフタイム。