ラヴェル没後70周年を記念して出版された、ピアノ作品全集の第3巻です。
三善晃、石島正博による解説では「なぜ、そこに、その音を、そのように書いたのか?」ということを、自筆譜やさまざまな資料を可能な限り検証し、丁寧に解説します。深い洞察と詩情に富んだ文章は、ラヴェルが音に託したメッセージを惜しみなく読む人に伝えてくれます。また、ラヴェルに関わった人びとのこと、友人たちへの手紙、写真、ラヴェルが生きた時代を切り取った年譜もついており、この一冊で充分に背景を学べるように出来ています。
他にも金澤希伊子、海老彰子による「演奏ガイド」がついています。両氏のラヴェルに対する造詣の深さ、そして演奏家、教育者としての経験が集約された助言は、指使いとペダリングとともに、楽譜を手にしたその日から直ちにレッスンに役立つでしょう。
ただ演奏するだけでなく、さまざまな観点からラヴェルの「音」と出会っていただく近道となり、より上質なラヴェル演奏へのガイドとなる、確かな校訂版です。
【内容曲目】
古風なメヌエット/高雅で感傷的なワルツ/前奏曲/ボロディン風に/シャブリエ風に/クープランの墓
古風なメヌエット/高雅で感傷的なワルツ/前奏曲/ボロディン風に/シャブリエ風に/クープランの墓「1.プレリュード」/クープランの墓「2.フーガ」/クープランの墓「3.フォルラーヌ」/クープランの墓「4.リゴドン」/クープランの墓「5.メヌエット」/クープランの墓「6.トッカータ」
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