【作曲者 追榮祥氏よりコメント】
この作品は、中世伝説の英雄であるアーサー王と円卓の騎士たちの物語を、音楽によってドラマティックに描いたものです。冒頭は、エクスカリバーを手にしたアーサー王の登場を象徴する華々しいファンファーレで幕を開けます。
続いて、アーサー王の勇敢さを象徴する主題が提示されます。場面が進むにつれ、アーサー王によって招集された円卓の騎士たちの果敢な姿が描写され、聖杯探求の冒険に出発する様子が躍動感のあるリズムによって表現されます。
しかし、いくつもの試練を乗り越える騎士とアーサー王との間にはやがて翳りが差し始めます。とりわけ、ランスロットと王妃グィネヴィアとの禁断の恋が、内部の分裂を決定的なものへと至らしめます。
ここで音楽は一転し、中間部ではアーサー王の抱える愛と憎悪の葛藤や、王の威厳が揺らぐ悲劇的な側面が色濃く描かれます。
続く短調かつ快速調で第一主題が再現され、苦悩と悲しみを抱えながらもなお毅然として進もうとするアーサー王の意志を映し出しています。
演奏のポイントとしては、それぞれの音型・フレーズ特性を読み込み、構造の変化に応じたサウンド作りを心がけることをお勧めします。
※アンサンブルコンテストにて演奏される場合のカット箇所
92~98小節 カット明け:JのEuph.アウフタクト
ズーラシアンブラスシリーズ 楽譜『アーサー王と円卓の騎士たち』(金管八重奏)
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