解説
Cubase AI/LE15の基本操作から編集・録音・ミックスまでを丁寧に解説。コードトラックやボーカロイド連携、スコア作成機能にも対応し、初心者でもすぐに音楽制作を楽しめる。同じ操作方法のCubase上位グレードにも活用できる。
紹介
オーディオインターフェースや音楽機材などにバンドルされるDAWソフト「Cubase AI 15/LE 15」を使って、音楽制作の基礎から実践までを丁寧に解説した入門書です。Cubase AI/LEは「機能限定グレード」ではあるものの、プロ御用達のCubaseシリーズの流れを汲む優れたソフトウェアです。本書では、DTMや宅録を始めたばかりの初心者が「とにかく曲を完成させる」ことを目標に、必要な知識と操作手順をステップバイステップで習得できるよう構成されています。パソコンと機器の接続からソフトの起動、各種デバイスの設定まで、制作環境の準備を丁寧にフォロー。Cubaseシリーズ独自の「コードトラック」機能を活用した伴奏づくりや、付属のループファイルを使ったドラムパートの作成など、難しい音楽理論がわからなくても簡単に楽曲の骨格を組み上げられる手法を紹介します。メロディの入力については、リアルタイム入力・ステップ入力・オーディオ録音という3つのアプローチを網羅。ギターやボーカルの録音方法も解説しており、演奏スタイルや目的に合わせた使い方が身につきます。さらに、Cubase 15シリーズで新搭載されたボーカル合成VSTインストゥルメント「Omnivocal Beta」の活用法や、別売りの「VOCALOID 6」との連携手順も収録しており、ボカロ制作に興味がある方にも対応しています。録音・編集が終わったあとのミックスから最終的なオーディオファイルへの書き出しまでの流れも丁寧に解説。エフェクトの使い方やオートメーション機能、グループチャンネルの活用など、クオリティを高めるための実践的なヒントも充実しています。加えて、楽譜作成・印刷ができる「スコアエディター」の使い方も章を設けて紹介しており、幅広いニーズに応える内容となっています。前著『基礎からわかるCubase AI 14/LE 14』をベースに、バージョンアップに伴う画面・メニューの変更へ対応するとともに、強化された機能についても詳しく加筆。Cubase AI/LE 15はもちろん、上位グレードのElements・Artist・Proユーザーにも参考になる一冊です。
目次
■図解 コレがCubase AI/LE 15 だ!
演奏や情報を記録したり機能を割り当てたりする「トラック」
演奏(MIDI)データやオーディオデータを収納する「イベント」
ソフトウェア音源
幅広いジャンルに対応する「VSTインストゥルメント」
入力から編集までをサポートする「MIDIエディター」
微調整から、綿密な編集までをこなす「オーディオ編集機能」
プログレードの「ミキサー」
音作りに欠かせない「オーディオエフェクト」
すばやいトラック制作を可能にする「MediaBay」「Loop/Soundブラウザー」
歌声合成プラグイン「Omnivocal Beta」が新搭載!
メロディと歌詞を打ち込むだけで歌ってくれる「ボーカロイド」との連携
はじめに
本書について
■Chapter 1:Cubase を使うための設定~起動とプロジェクト/デバイス設定
パソコンと各機器の接続
Cubaseの起動とプロジェクトの作成
プロジェクトの設定
オーディオデバイスの設定
MIDIポートの設定
オーディオコネクション設定
音を鳴らしてみよう
■Chapter 2:Cubase をマスターするために~Cubase のウィンドウ構成と基本操作
Cubaseのプロジェクトウィンドウの構造
ツールの選択
イベントを適正な位置に作成または移動するスナップ設定
新規トラックの作成
新規イベントの作成
複数のデータ/イベントの選択
プロジェクト/エディター内の拡大と縮小
ウィンドウのスクロール
コピー&ペースト(コピペ)
複製
選択した音色を確認する方法
再生などトランスポートの操作
MIDIエディターの表示
サンプルエディターの表示
クオンタイズプリセット
クオンタイズ
MediaBay / Loopブラウザー/ Soundブラウザーの表示
サイクル再生
メトロノームとテンポの設定
元に戻す(アンドゥ)/再実行(リドゥ)
プロジェクトの保存
プロジェクトを閉じる
プロジェクトを開く
■Chapter 3:コードトラックを使って簡単! 伴奏作り
コードトラックの準備
コードを入力する
コードの音を鳴らす
コードトラックをエレピのパートに変換する
エレピのパートからベース・パートを作成する
ギター・パートの作成
トラックの名前をパート名に変更する
保存
応用・コードパッドを曲作りに活用しよう!
■Chapter 4:付属のループファイルでドラム・パートを作成しよう
ドラム・パートをループで作成する
応用・ドラムエディターで思いどおりのドラムパターンを作成する
コラム・あれ? プロジェクトを開いたら、いつもと画面が違う・・・・・・?
■Chapter 5:メロディを入力しよう1~リアルタイム入力編
メロディの入力をはじめる前に
入力前の準備
リアルタイム入力の実践
入力したMIDIデータの編集方法
■Chapter 6:メロディを入力しよう2~ステップ入力編
ステップ入力の準備
ステップ入力の実践
応用・入力したメロディをボーカロイドに歌わせる
新搭載VSTインストゥルメント「Omnivocacl Beta」を使ってみよう
■Chapter 7:メロディを入力しよう3~オーディオ録音編
エレキギター録音編
ボーカル録音編
応用・シンセサイザーなどのライン楽器をステレオで録音する方法
コラム・あれ? さっきまで作っていたプロジェクトが反応しない?
■Chapter 8:オーディオデータの編集
オーディオデータのタイミングを修正する
イベントの状態でオーディオデータを編集する
オーディオデータのテンポを変更する
サンプルエディターを開いてオーディオデータを編集する
■Chapter 9:ミックスでカッコいいサウンドに仕上げる~ミックスから書き出しまで
ミキサーを理解する
ミックスの準備
ミックスの実践その1・パン
ミックスの実践その2・ボリューム
ミックスの実践その3・エフェクト
ミックスの実践その4・仕上げ
書き出し
すばやい書き出し範囲の設定方法
コラム・非録音時のMIDI入力データ記録
■Chapter 10:制作のヒント
独自のキーボードショーカットをアサインして快適に操作しよう!
トラックが多くなったらグループチャンネルトラックでまとめよう!
動きが重い! 止まってしまう! そんなときにはフリーズトラックを
移調してキーをあわせよう!
オートメーションを使って躍動的なミックスを!
■Chapter 11:スコアエディターで楽譜を作ろう
曲全体のスコアを見てみる
特定のパート(トラック)を編集する
パート名の編集
歌詞を入力する
パートの順番の変更
新規に音符を入力する
ページビューで体裁を見る
印刷/書き出し
■索引
前書きなど
Cubase AIとCubase LEは、プロのクリエイターたちにも人気のあるDAWソフト、Cubaseシリーズの中で機能の限定されたグレードです。Cubase AI/LEを単体で購入することはできませんが、オーディオインターフェースやミキサーなど、ハードウェアを購入すると付属しています。Cubase AI/LEが付属しているのでそのハードウェアを購入したという方もいれば、たまたま購入したハードウェアにCubase AI/LEがついていた、という方もいらっしゃるでしょう。そんなCubase AI/LEを使って、すぐに曲作りができるように解説したのが本書です。
「無料でついてくる」「機能限定グレード」とはいえ、さすがCubaseシリーズ、その機能は優秀です。Cubaseシリーズ特有の機能「コードトラック」や付属しているドラムの演奏データ「ループファイル」を使えば、簡単に伴奏データが作成できます。さらにメロディをMIDIやオーディオなどで入力し、エフェクトをかけバランスを取り、オーディオデータに書き出すという、DAWで必要となる一連の基本操作が可能です。本書ではこういったDAWでの音楽制作の流れをていねいに説明するように心がけました。
また、メロディを別売りの「VOCALOID 6」を使用して入力する手順についても解説しているので、ボカロファンの方にも楽しんでいただけるはずです。
本書では、Cubase AIを例に説明していますが、Cubase LEはもちろん、さらに上位グレードのCubase Pro、Cubase Artist、Cubase Elementsでも、同様の手順で操作できるので参考にしてください。
なお、本書は大変ご好評をいただいた前著『基礎からわかるCubase AI 14/LE 14』をもとに加筆修正したものです。メニュー名や画面の変更に対応しただけではなく、今回のバージョンアップで強化されたスコア機能についても詳しく解説しています。スコア機能はグレードに関係なく共通の機能になっているので、上位グレード(Pro/Artist/Essential)をお使いの方にも役立つはずです。
版元から一言
オーディオインターフェースやヤマハの音楽機材を購入したとき、一緒についてきたDAWソフト「Cubase AI/LE」。「とりあえずインストールしたけれど、難しそうでそのまま放置・・・・・・」という方も多いのではないでしょうか。本書は、そんなもったいない状況を解消するために生まれた、Cubase AI 15/LE 15専門の入門書です。
Cubase AI/LEは「機能限定版」とはいえ、世界中のプロクリエイターに支持されるCubaseシリーズの流れを汲む、実力派のDAWソフトです。使い方さえ覚えれば、自宅で本格的な楽曲制作が楽しめます。本書では、パソコンと機材の接続・設定といった最初の一歩から、曲の完成・書き出しまでを、豊富な図版とともにわかりやすく丁寧に解説しました。
注目は、Cubase独自の「コードトラック」機能を活用した伴奏づくりです。難しい音楽理論がわからなくても、コードを並べるだけで本格的な伴奏が完成します。付属のループファイルを使えばドラムパートも簡単に作れるので、DTM初心者でも驚くほどスムーズに楽曲の骨格が組み上がります。メロディの入力は、リアルタイム・ステップ・オーディオ録音の3つの方法を網羅。ギタリストもボーカリストも、自分のスタイルに合った方法で録音できます。
さらに、Cubase 15シリーズで新たに搭載されたボーカル合成VSTインストゥルメント「Omnivocal Beta」の使い方や、「VOCALOID 6」との連携方法も収録。ボカロ好きの方にもきっと満足いただける内容です。ミックスや音作り、楽譜印刷まで対応したスコアエディターの解説も充実しており、一冊で音楽制作の全工程をカバーしています。
Cubase AI/LEだけでなく、上位グレードのElements・Artist・Proにも対応した内容なので、将来的なステップアップを見据えた方にも最適な一冊です。さあ、眠っていたCubaseを起動して、あなたの音楽制作をはじめましょう!
著者プロフィール
目黒 真二(メグロ シンジ)
音響系専門学校卒業後、米ロサンゼルスの Musicians Instituteベース科に留学。帰国後はベーシスト/ギタリスト/ PA エンジニア/シンセサイザーマニピュレーターとして活動し、制作・作編曲・ライブ現場まで幅広く携わる。現在は音楽制作ライターとして Cubase 関連書籍を中心に執筆。また、著書にスタイルノート刊行のPAガイドシリーズ『現場で役立つPAが基礎からわかる本』『ライブPAの基礎知識~声が届く。音が伝わる。現場の困ったを解決! Q&A100+α』など多数。近年は創作活動にも力を入れ、小説『ケイム・サドゥンリー~ F のコードから始めよう~』を発表。
上記内容は本書刊行時のものです。
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