弦楽アンサンブル石田組「年末感謝祭2025」で初演。海・人をとりまくさまざまな情景・瞬間を、弦楽器の響きにのせて、美しくのびやかに、そして躍動的に表現した。
(以下、作曲者解説より)「第1楽章は船出。私たちを乗せた船は、刻一刻と色を変える海を、白波を立てすべるように進んでゆく。嵐を呼ぶ海鳥の声が聞こえたかと思うと、波は次第に高くなり黒く渦巻く。つかの間の嵐が過ぎ去ると、荒れた海も凪ぎ、沈む夕陽に赤く照らされた穏やかな水面を眺めながら、故郷を想う。第2楽章では、シチリアーノのリズムに乗せて、ひと昔前の漁村の風景が描かれる。寄せては返す波の音。ゆるい海風とともに、隣家からは心懐かしい手毬歌が聞こえてくる。第3楽章は、海辺の街を走る列車。車窓には着飾った人々や行き交う車が目まぐるしく映り、バーやレストランからは楽しげな音楽と笑い声が漏れ聞こえる。てんやわんやの街の喧騒をBGMに、石田組列車は師走の今日もお客を満載してひた走る」
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