フランス映画・音楽界の巨匠ルグランが自らの手で華麗な創作活動を綴った珠玉の回想録、待望の第2弾!
『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人』などの名作で知られる作曲家ミシェル・ルグラン(1932〜2019)の彩りに満ちた音楽人生。
チャップリン、オーソン・ウェルズ、スタン・ゲッツ、マイケル・ジャクソン、P・ブーレーズ、バーブラ・ストライサンドら多彩なアーティストとの交流、
最愛の妻マーシャ・メリルとの50年越しのドラマ、映画音楽作曲家としての名監督たちとのバトル、などなどが流麗な筆致で語られます。
★日本版オリジナルの年譜、フィルモグラフィー付き
★細野晴臣さん絶賛の第1弾、『ミシェル・ルグラン自伝 ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ』も好評発売中!
プロフィール
ミシェル・ルグラン Michel Legrand
1932年2月24日、母マルセル、父レイモンのもとパリで生まれる。本名ミシェル=ジャン・ルグラン。
幼少時からピアノに親しみ、11歳でパリのコンセルヴァトワールに入学。
和声法とピアノを専攻、作曲法をナディア・ブーランジェに師事。
54年、フィリップスと契約し、作・編曲活動が本格化。以来今日に至るまで、
ヌーヴェル・ヴァーグ期を含むフランス映画やハリウッド作品の音楽を多数手がけている。
63年には盟友ジャック・ドゥミとともに斬新なミュージカル映画『シェルブールの雨傘』で世界を席巻。
またマイルス・デイヴィスらを起用したアルバム『ルグラン・ジャズ』(58年)や、
自身のヴォーカル・アルバム『ミシェル・ルグラン』(81年)も高い評価を得た。
音楽を手がけたおもな映画に『ローラ』『ロシュフォールの恋人たち』『おもいでの夏』
『女と男のいる舗道』『華麗なる賭け』『愛と哀しみのボレロ』『ネバーセイ・ネバーアゲイン』などがある。
2019年1月26日死去。
ステファン・ルルージュ Stéphane Lerouge
1970年生まれ。映画音楽を専門とするジャーナリスト。
1992年以降、映画に関する記事や本を執筆し、パリ第一大学で教鞭を執るほか、
司会業、コンサートの企画、「エクテル・シネマ」シリーズをはじめとする
CDコレクションの企画・プロデュースなどを手がけている。
ミシェル・ルグランを筆頭に、ポール・ミラスキ、ジョルジュ・ドルリュー、
モーリス・ジャール、フランシス・レイ、エンニオ・モリコーネなどの作曲家と共に
質の高い仕事を続け、現在に至る。
高橋明子(たかはし・あきこ)
1939年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部英文学科卒。
62年から30年にわたり、レコード業界で音楽出版業務、洋楽ディレクター、制作プロデューサーなどを歴任。
70年代にはデヴィッド・ボウイ、ルー・リードなどのプロモーションに力を注いだ。
退職後は音楽、舞踊関係の翻訳を行う傍ら、ロマネスク美術に魅せられ、
早稲田大学大学院で芸術学修士号を取得。フランスやスペイン各地を訪れている。
訳書に『ミシェル・ルグラン自伝 ビトゥイーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロウ』
(2015年、アルテスパブリッシング)などがある。
濱田高志(はまだ・たかゆき)
1968年生まれ。音楽ライター兼アンソロジスト。
これまで国内外で企画・監修したCDは400タイトルを数える。
そのほか音楽書や画集の企画・編集、テレビ・ラジオ番組の監修・構成など様々な分野で活躍。
ミシェル・ルグランからの信頼も厚く、
世界初の公認本『ミシェル・ルグラン 風のささやき』(音楽之友社)を執筆したほか、
1995年以降日本で発売された彼のCDの大半で企画・監修を務めている。
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