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[特集]
最前線の発表会レパートリー&レッスン楽譜は? 楽譜出版社のおすすめ曲2023
恒例の人気企画が3年ぶりに帰ってきました。今回は各社の楽譜編集者をお招きして、制作の裏側やこだわりをうかがいました。そして発表会やレッスンで使える注目の楽譜情報を一挙公開! 自分で弾きたい、生徒に弾かせたい曲がきっと見つかる、大ボリュームでお届けします。
◆知られざる楽譜制作の裏側に迫る! 楽譜編集者座談会(司会:飯田有抄、まとめ:編集部)
いつも当たり前に使っている楽譜は、実は考え抜かれたこだわりの賜物なのです。今回は楽譜出版社の編集者をお招きして、同業者ならではのマニアックな視点で、隠れた努力や喜び、そして発表会やレッスンをもっと充実させる楽譜を熱く語っていただきました。ご紹介した楽譜はぜひ店頭でお手に取ってご覧ください!
◆Interview 青柳いづみこ とっておきのレパートリーが並ぶ楽譜『安川加壽子の発表会アルバム』を刊行(長井進之介)
2022年の生誕100年を機に改めて業績が注目されている安川加壽子。戦後日本の音楽界を牽引してきた彼女が生徒たちのために開いていた発表会のプログラムは、クラヴサン曲からプーランクまで多彩な顔触れが並び、粋な選曲に驚かされます。
このプログラムをもとにした楽譜『安川加壽子の発表会アルバム』が3月に刊行されます。当時発表会で演奏した経験もあり、本書の編者を務める青柳いづみこさんにお話をうかがいました。
◆最前線の発表会レパートリー&レッスン楽譜が集合! いまイチオシのこの楽譜に注目(音楽之友社/春秋社/ドレミ楽譜出版社/Gakken/東音企画)
注目のシリーズや楽譜など、見逃せない情報を集めました!
◆楽譜出版社のおすすめ曲(音楽之友社/Gakken/カワイ出版/春秋社/全音楽譜出版社/東音企画/ドレミ楽譜出版社/ヤマハ音楽振興会/ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)
調・拍子、曲のイメージなどの情報つき。必見です!
[今月の課題曲]
クーラウ《ソナチネ》Op.55-1 第1楽章
(2023年1月号~2023年12月号選曲者:伊井光子)
[トピックス]
◆指導の頼もしい味方!「良い音、良い表現」の明確なイメージを伝えられるヤマハ グランドピアノSXシリーズ(長井進之介)
2017年に開発されたヤマハの自信作、プレミアムピアノ「SX Series」。奏者のタッチや思い描く理想に応えるために最高の素材や技術が結集したこのシリーズの「S6X」について、魅力や指導への活用法を菅原望先生にうかがいました。
◆脳科学から生まれたソルフェージュメソッド「川崎紫明 音符ビッツ」 オンラインによる指導者養成講座&ピアノセミナーが4月開講(荒木淑子)
“潜在能力を引き出し、創造力を育む”などを理念にした、0歳から学べるカード式ソルフェージュメソッド「音符ビッツ」が、オンライン講座を通して全国に広がっています。開発者の川崎紫明先生にお話をうかがいました。
◆Interview上野優子 この時代だからこそ、プロコフィエフを演奏する意義がある(道下京子)
2017年からプロコフィエフ・ソナタ全曲シリーズを展開している上野優子さん。毎回異なるメーカーのコンサートピアノを使用することでも話題です。4月19日開催の第4回ではカワイとともに「人間ドラマ」をテーマに演奏します。その思いをうかがいました。
◆Interview川口成彦 第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールを振り返る(上田弘子)
今秋10月に開催される「第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」。第1回では、日本の川口成彦さんの第2位入賞が大きな話題となりました。本誌5月号より、古楽器の世界に触れられる、川口さんの新連載がスタート。連載を前に、コンクール期間中に考えていたことや、少年時代のこと等をおうかがいしました。
◆ムジカノーヴァ 春の定期購読キャンペーン実施中!
◆新刊『バレエ伴奏者の歴史』(永井玉藻)
近年、音楽大学でも専門のコースが設けられるようになったバレエ・ピアニスト。
バレエに欠かせない存在ですが、実際にどんな仕事をしているのか、どんな役割を担っているのか、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。
バレエ・ピアニストの変遷を紐解く新刊『バレエ伴奏者の歴史』の著者・永井玉藻さんに、本書の概要や、特にピアノ指導者や学習者が知っておくと役立つ点等について、解説していただきました。
[連載]
学ぶ
◆コンクール課題曲にチャレンジ!(久元祐子)
人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、書き込み楽譜付き。今月は、クーラウ《ソナチネ》Op.55-1 第1楽章。
◆演奏が生まれ変わる! 佐藤卓史のソナチネ講座(佐藤卓史)
「ソナチネ」は、基本的な音楽の形式や表現方法を学ぶのに格好の教材ですが、どこか機械的に感じられ、苦手意識を持ってしまう生徒さんも少なくないのではないでしょうか? この連載では、『ソナチネアルバム』の中からよく弾かれる作品を1曲ずつ、全楽章を取り上げ、楽曲の構造を紐解きながら、そこからどのように音楽的表現に結びつけていくのか、ピアニストの佐藤卓史さんに解説していただきます。
第14回は、「クレメンティ:ソナチネ ヘ長調 作品36-4 1第1楽章」。
◆ブルクの十八番(オハコ)~ブルクミュラー18の練習曲をひもとく~(春畑セロリ)
『25の練習曲』が最も有名で人気を博しているブルクミュラーですが、彼の作曲家生活のもっとも終盤に書かれた『18の練習曲』にこそ、その熟練した筆の力と音楽性がこもっていると言えます。『25』の秘密を知りたければ、指導者にとって『18』をひもとくことは必須ではないでしょうか? そこで、音楽之友社刊の5冊のブルクミュラーの曲集で解説を担当された作曲家の春畑セロリさんが、『18の練習曲』を毎月1曲ずつ取り上げ、その音楽を分かりやすく柔軟に研究していきます。
第15回は「第15曲《風の精たち Les Sylphes》」です。
◆チェルニークリニック(奈良井巳城)
『チェルニー30番』を1曲ずつ解説し、練習の目的、取り組み方、練習法などを徹底解剖していきます。今回は第13番でトレモロの特訓です!
◆音で遊ぶ ピアノに親しむ はじめての即興演奏(大城依子)
“即興演奏は難しい”というイメージがあるかもしれませんが、まだ楽譜の読めない小さな子も楽しくレッスンできる方法を大城依子先生に教えていただきます。
今回のテーマは、「音階を使ったメロディーづくりのヒント~跳躍、反転」。
◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。ピアニストで脳神経内科医の上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。
第28回は「医学から見た『熟練した演奏』」。
◆練習って本当は楽しい! 丹内流トレーニングのススメ(丹内真弓)
子どもの頃から、ピアノの練習方法を考えるのが大好きだったという丹内真弓先生。子どもから大人まで、自宅で楽しく練習できる方法を教えていただきます。
今回のテーマは、「音楽の流れを止めないことがカギ! 効率良く楽しく効く練習法」です。
教える
◆モンテッソーリ教育からヒントを得た 子どもの自立心とピアノを弾く手 を育てる 手づくりレッスングッズ(大原由紀)
レッスンでモンテッソーリ教育のアイディアを取り入れている大原由紀先生に、その理念に基づいた「手づくりレッスングッズ」をご紹介いただきます。
第11回は、「音楽史マグネットシート」。
◆【新連載】6ヵ月後に自分で弾ける力がつく! あやか先生の導入期指導(永瀬礼佳)
『できる! たのしい! がくてんワーク』が大好評の永瀬礼佳先生による待望の連載です。導入期指導の方法は音楽大学で習うこともなく、我流の教え方でよいのかとお悩みの先生も多いのではないでしょうか。この連載では「ド」の位置も分からない年齢の生徒が、半年後には自分で弾けるまでに成長する教え方を解説します。
第1回では導入期6ヵ月の指導内容を紹介します。
◆バッハ《インヴェンション》が楽しくなるレッスン(福田ひかり)
バッハの《インヴェンション》を実際のレッスンでどのように指導したらよいのか、悩まれる先生は少なくないのではないでしょうか? 生徒の目を輝かせるためには・・・・・・そこでご提案、子どもが大好きな「謎解き」をレッスンに取り入れてみるのはいかがでしょうか?謎が詰まった《インヴェンション》は、うってつけとも言えます。曲のしくみや歌い方を生徒さんと一緒に探しながら、楽しく創造的なレッスンを目指してみませんか?
今回は、「第15番 ロ短調」の後編をお届けします。「ムジカノーヴァYouTubeチャンネル」に筆者による動画の補足解説をアップしています。こちらもぜひご参照ください。
◆7つのキーワードでブルクミュラー『25の練習曲』が無理なく上達!(根津栄子)
短い中にも様々なテクニックが織り込まれ、ショパンを弾く下地作りにもなるブルクミュラー『25の練習曲』。生徒を無理なく上達させる「24のキーワード」を提案する根津栄子先生が、1曲丸ごとの書き込み楽譜でテクニック7項目によるポイントを紹介します。
今回は「第8曲《優雅な人》」。
◆ポジション移動を始めたら『ピアノランドプラス 四季のうた』でセンスを磨こう!(樹原涼子)
ポジション移動を始めた頃にぴったりの曲集『ピアノランドプラス』。日本の情緒を豊かに表現する「四季のうた」10 曲を皮切りに、1年間の連載で全20 曲を詳しく解説します。1曲ごとに「子どもたちへのレッスンのヒント」と、「先生方へ センスを磨くポイント」を3つずつあげて、指導に役立ていただき、様々な曲の演奏へとつなげます。
第2回は〈3.森のレストラン〉〈4.夏のひまわりさん〉。
◆先生像からみえてくる音楽像 作曲家のレッスンを覗いてみたら・・・・・・(内藤晃)
歴史上の作曲家たちが「先生」としてどんな指導をしていたかを、弟子や友人などの残した言葉から読み解き、それぞれの作曲家の音楽像に近づくヒントを探ります。
第12回は、「師としてのドビュッシー(中編)弟子に教えたタッチの奥義」。
◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
30年以上前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。ポピュラーを4つのリズム区分に分け、ジャンル別に「演奏と指導のポイント」をお伝えしていきます。
今回は、キューバ音楽の名曲と基本リズムをご紹介します!
◆【最終回】ピアノの先生のiPad活用術~動画編集編~(足立由起子)
教室運営やレッスンに役立つiPadを使った動画編集方法を、足立由起子先生に解説していただきます。最終回の第15回は、「Keynoteを使ってデジタル教材を作ろう~アニメーション機能を使う~」。
◆御木本メソッドのテクニック指導 幼少期からピアニストの手を育てる(藤田 尚)
生徒さんの手や姿勢に関する悩みを解決する方法を、御木本メソッドの講師である藤田尚先生に紹介していただきます。よく分かる解説動画付き。
今月のテーマは、「鍵盤をつかむタッチが苦手」。
楽しむ
◆『アーニャの冒険』20.大鷲のグリフィン(田中カレン/ティファニー・ビーク)
国際的に活躍される作曲家の田中カレンさんがお話と音楽を、イギリス人イラストレーターのティファニー・ビークさんがイラストを担当される大型企画。お話とイラストを巻頭カラーに、楽譜と作曲者による演奏アドバイスを巻末とじ込みにて掲載していきます。
◆【新連載】やさしくドラマティックに! ミュージカル名曲連弾~ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』より《私のお気に入り》(轟 千尋)
ミュージカルの名ナンバーを、弾きやすく、聴き映え&弾き映えするアレンジでお届けします。難易度はブルクミュラー程度で、生徒同士、生徒と先生、家族など、みんなで気軽にお楽しみください。
◆CD&BOOK(長井進之介)
ピアニストであり、音楽ライターである長井進之介さんに、レッスンに役立つCDや書籍の解説をしていただきます。
[巻末とじ込み]
◆楽譜
田中カレン『アーニャの冒険』~20.大鷲のグリフィン
◆付録
カルタにもなる 音読みカード
モンテッソーリの言語教育と文化教育ではカードが多用されます。この音読みカードでは、五七五調のリズミカルな読み札で、音符と音の名前を楽しく印象的に覚えることができます。さらに、カードとカードをペアリング(同一性合わせ)することで、より明確な理解へとつなげます。今回は「ハ~ロ(ヘ音記号の中のド~シ)」。
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