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書籍/雑誌

ムジカノーヴァ 2023年12月号

税込価格(本体):
1,700(1,545)円
出版社:
㈱音楽之友社

特集

特集 憧れのショパンに挑戦! 美しく弾くための演奏指導法

 子どもから大人まで、「いつか弾いてみたい」と憧れる生徒も多いショパンの作品。
 今回は特に人気が高く、コンクールや発表会でも演奏される《ノクターン 第2番》Op.9-2、《バラード 第1番》Op.23を取り上げ、音楽学者の湯浅玲子先生に楽曲分析をしていただく他、ピアニストの横山幸雄さん、小山実稚恵さんに演奏のポイントを教えていただきます。
 巻頭・巻末の進藤実優さんによる《マズルカ 第3番》Op.17-4解説や、亀井聖矢さんの師である長谷正一先生の《エチュード》に生かせるテクニック解説も、併せてお読みください。

◆演奏につなげる! ワンポイント・アナリーゼ(湯浅玲子)
 「ノクターン」や「バラード」といった楽曲のジャンルの成り立ちや、ショパンが作曲した背景の他、《ノクターン 第2番》Op.9-2、《バラード 第1番》Op.23を演奏する上で大切な和声の変化などを、音楽学者の湯浅玲子先生に分かりやすく説明していただきました。

◆ショパン作品の肝はルバート ピアニスト横山幸雄の《ノクターン 第2番》Op.9-2演奏法(長井進之介)
 《ノクターン 第2番》Op.9-2を音楽的に演奏するにはどうすればよいか、初級者・中級者・上級者の3段階に分けて、横山幸雄さんに詳しく解説していただきました。
 まだショパンには挑戦できないけれど・・・・・・という方にも参考になる、練習のアドバイス付きです。

◆ショパンの優れた演奏技術と作曲法の精華 ピアニスト小山実稚恵の《バラード 第1番》Op.23演奏法(道下京子)
 中高生から大人まで、コンクールなどでも大変人気の高い《バラード 第1番》Op.23。この名曲を演奏する・指導するための読み解き方とテクニックについて、小山実稚恵さんにアドバイスをいただきました。

特別付録

◆特別付録「よんぶんのいちメモ 五線譜」ムジカノーヴァコラボ版が登場!
 注目のアイテムがムジカのオリジナル仕様で登場しました。レッスンに練習に普段使いに、様々なアイデアでご利用ください♪
 先生方の活用法もご紹介します! ぜひ手に取ってそのかわいさ&便利さをお確かめください。
 今月の課題曲

バルトーク『子供のために1』より第5曲《遊び》
(2023年1月号~2023年12月号選曲者:伊井光子)

トピックス

◆Report 第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール 優勝はエリック・グオ(武田幸子)
 2023年10月5~15日、ポーランドのワルシャワで第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールが行われ、エリック・グオ(カナダ、21歳)が優勝、ピオトル・パヴラク(ポーランド、25歳)が第2位、ヨンフアン・チョン(中国、18歳)とアンジー・チャン(アメリカ、27歳)が第3位に輝きました。現地から熱演の様子をレポートします。

◆Interview 長谷正一 大舞台で活躍するためのテクニックとは?~ショパン《エチュード》を例に(道下京子)
 若手ピアニストを牽引する一人である亀井聖矢さんは、国際コンクールでもその高いテクニックが注目されました。彼を指導した長谷正一先生に、巨匠ゲルバー、スカラムッツァらから連なるテクニックの基礎について、ショパン《エチュード》の例を交えてうかがいました。動画もぜひご覧ください。

◆Report “表現者”町田樹・辻彩奈・小井土文哉が登場 題名のない音楽会「フィギュアスケートの見方が変わる音楽会」(上田弘子)
 音楽界にもファンが多いフィギュアスケート。テレビ朝日の人気番組「題名のない音楽会」では、このたび興味深いテーマが組まれました。その収録の様子をレポートします。

連載


学ぶ


◆[巻末書き込み楽譜連動]ピアニスト、レパートリーを語る 進藤実優×ショパン《マズルカ 第13番》Op.17-4(長井進之介)
 今をときめくピアニストは、いかにして聴衆を魅了するのでしょうか。人気アーティストをゲストに迎え、ゆかりの深い曲をテーマに取り上げて、「こう弾きたい」という曲にかける想いや、演奏テクニックの一端を、インタビューと書き込み楽譜で解き明かします。
 今回のゲストは進藤実優さん。第18回ショパン国際ピアノ・コンクールのセミファイナルで情感あふれる演奏を披露した《マズルカ 第13番》Op.17-4について、たっぷりと語っていただきました。
 ◆【最終回】ピアノの音色の多様性に触れる フォルテピアノの世界(川口成彦)
 2023年10月に開催される第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールに向けて、コンクールでも使用される予定の「ショパンが親しんだ楽器たち」をテーマに、楽器の特徴や演奏時の注意点などを解説していただきます。
 最終回となる今回は、第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクールを振り返って、レポートを執筆していただきました。

◆コンクール課題曲にチャレンジ!(高田匡隆)
 人気のコンクールの課題曲の中から毎号1曲を取り上げ、その演奏・指導法を詳しく解説していきます。見ながら演奏できる、書き込み楽譜付き。今月は、バルトーク『子供のために1』より第5曲《遊び》。

◆安井教授のテクニック研究室(安井耕一)
 古き良き巨匠たちの名演を裏付けたのは、どのような技術だったのでしょうか。ドイツ・ピアニズムを受け継ぐ安井先生が、楽音に向き合い、美しい音を求めることで生み出される「本当のテクニック」を実践とともに解き明かし、現代に蘇らせます。
 第5回は「ペダルのテクニック」。

◆演奏が生まれ変わる! 佐藤卓史のソナチネ講座(佐藤卓史)
 「ソナチネ」は、基本的な音楽の形式や表現方法を学ぶのに格好の教材ですが、どこか機械的に感じられ、苦手意識を持ってしまう生徒さんも少なくないのではないでしょうか? この連載では、『ソナチネアルバム』の中からよく弾かれる作品を1曲ずつ、全楽章を取り上げ、楽曲の構造を紐解きながら、そこからどのように音楽的表現に結びつけていくのか、ピアニストの佐藤卓史さんに解説していただきます。
 第22回は、「クーラウ:ソナチネ ト長調 Anh.5-1」。

◆チェルニークリニック(奈良井巳城)
 『チェルニー30番』を1曲ずつ解説し、練習の目的、取り組み方、練習法などを徹底解剖していきます。今回は第21番。半音階で応用力をつけましょう!

◆楽曲を理解する力が楽しく身につく フォルマシオン・ミュジカルで音楽の旅に出かけよう!(高田美佐子)
 音楽作品を題材に、読譜やリズム、聴音、音楽理論などを総合的に学べるフォルマシオン・ミュジカル。子どもたちの興味を広げながら、音楽の基礎力を身につけることができます。
 長年、フォルマシオン・ミュジカルの指導をしている高田美佐子先生に、レッスン方法をご紹介いただきます。
 第6回は、「曲のテーマや特徴を聴き取りましょう!」。

◆脳神経内科医のピアニストが解説 知っておきたい ピアノ演奏における脳と身体のしくみ(上杉春雄)
 ピアノを弾く人・教える人の間で常に関心の高いテーマの一つである「脳とピアノ演奏の関係」。ピアニストで脳神経内科医の上杉春雄さんに、脳科学の最前線の話題やピアノ演奏に役立つアドバイスなどを、読みやすいエッセイの形で連載いただきます。
 第36回は「2.熟練した演奏はどうやって達成できるか4」。

◆音で遊ぶ ピアノに親しむ はじめての即興演奏(大城依子)
 “即興演奏は難しい”というイメージがあるかもしれませんが、まだ楽譜の読めない小さな子も楽しくレッスンできる方法を大城依子先生に教えていただきます。
 今回のテーマは、「動きに付ける音楽2~スキップとギャロップ」。

◆ピアノ教室と家庭をつなぐ懸け橋に 丸子あかね先生の 保護者のお悩みQ&A(丸子あかね)
 ピアノを習う子どもたちの保護者の悩みに、ベテランの指導者である丸子あかね先生がお答えします。偶数月は読み物系の記事、奇数月は幼児~小学生の自宅練習に使える厚紙付録をお届けします。
 今回のテーマは「子どもの練習にどう向き合ったらいい?」。

教える


◆先生像からみえてくる音楽像 作曲家のレッスンを覗いてみたら・・・・・・(内藤 晃)
 歴史上の作曲家たちが「先生」としてどんな指導をしていたかを、弟子や友人などの残した言葉から読み解き、それぞれの作曲家の音楽像に近づくヒントを探ります。
 第20回は、「師としてのクララ・シューマン(前編) クララのレッスンから夫ローベルトの美意識を探る」。

◆6ヵ月後に自分で弾ける力がつく! あやか先生の導入期指導(永瀬礼佳)
 『できる! たのしい! がくてんワーク』が大好評の永瀬礼佳先生による待望の連載です。導入期指導の方法は音楽大学で習うこともなく、我流の教え方でよいのかとお悩みの先生も多いのではないでしょうか。この連載では「ド」の位置も分からない年齢の生徒が、半年後には自分で弾けるまでに成長する教え方を解説します。
 第9回では入会15回目&16回目のレッスンの指導内容を紹介します。

◆7つのキーワードでブルクミュラー『25の練習曲』が無理なく上達!(根津栄子)
 短い中にも様々なテクニックが織り込まれ、ショパンを弾く下地作りにもなるブルクミュラー『25の練習曲』。生徒を無理なく上達させる「24のキーワード」を提案する根津栄子先生が、1曲丸ごとの書き込み楽譜でテクニック7項目によるポイントを紹介します。
 今回は「第16番《ちょっぴり不満》」。

◆【隔月連載】子どもがピアノに夢中になる 須田美穂先生の 表現力を育てるレッスン法(須田美穂)
 「子どもたちの表現力を育てるには、ぜひ導入期から始めてほしい」という須田美穂先生。あとから表現力をつけるには意外に時間が掛かり、途中で伸び悩む子も多いのだそうです。また、ピアノで表現する楽しさを早い時期に伝えることで、子どもたちが進んで練習するようになるのだと言います。
 この連載では、須田先生がどのように子どもたちにレッスンをしているのかを隔月で解説していただきます。
 今回のテーマは、「人を惹きつける演奏を」。

◆ポジション移動を始めたら『ピアノランドプラス 四季のうた』でセンスを磨こう!(樹原涼子)
 ポジション移動を始めた頃にぴったりの曲集『ピアノランドプラス』。日本の情緒を豊かに表現する「四季のうた」10 曲を皮切りに、1年間の連載で全20 曲を詳しく解説します。1曲ごとに「子どもたちへのレッスンのヒント」と、「先生方へ センスを磨くポイント」を3つずつあげて、指導に役立ていただき、様々な曲の演奏へとつなげます。
 第9回は「6手連弾・4手連弾の楽しみ」より〈2.ミルクティーの幸せ〉。

◆ポピュラー音楽指導塾~リズム力をつけよう!~(佐土原知子)
 30年以上前からポピュラー曲を積極的にレッスンに取り入れてきた著者が、明日のレッスンに使える様々な手法や情報をご紹介する連載。ポピュラーを4つのリズム区分に分け、ジャンル別に「演奏と指導のポイント」をお伝えしていきます。
 今回は、ブロードウェイ・ミュージカルの巨匠コール・ポーターのおすすめ曲&楽譜をご紹介します!

楽しむ


◆40歳から目指すピアノコンクール(山本美芽)
 近年、ピアノを演奏する大人の間でコンクール出場が盛り上がりを見せています。自身もコンクールを通じて研鑽を続ける山本美芽先生が、スキルアップにつながる舞台への一歩を踏み出す情報をお届けします。ピアノの先生も、趣味でピアノを楽しむ人も注目の連載です。
 第7回は「審査員に聞く! 大人のコンクール・素朴な疑問3 西本夏生先生」。

◆やさしくドラマティックに! ミュージカル名曲連弾~映画『RENT』より《Seasons of Love》(轟 千尋)
 ミュージカルの名ナンバーを、弾きやすく、聴き映え&弾き映えするアレンジでお届けします。難易度はブルクミュラー程度で、生徒同士、生徒と先生、家族など、みんなで気軽にお楽しみください。

◆CD&BOOK(長井進之介)
 ピアニストであり、音楽ライターである長井進之介さんに、レッスンに役立つCDや書籍の解説をしていただきます。
 ◆楽譜
 ピアニスト、レパートリーを語る 進藤実優×ショパン《マズルカ 第13番》Op.17-4

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