ニュー・サウンズ・イン・ブラス NSB第26集 翼をください~バンドと合唱奏のための~ 税込価格(本体): 19,800(18,000)円 出版社: ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス これまでオンデマンド商品でお客様に入手しづらい商品でありましたが、この度通常の在庫品として復刊いたしました!●編成Conductor x1Piccolo x11st & 2nd Flutes x2Oboe x1Bassoon x1Clarinet in E♭ x11st Clarinet in B♭ x32nd Clarinet in B♭ x33rd Clarinet in B♭ x3Alto Clarinet in E♭ x1Bass Clarinet in B♭ x11st Alto Saxophone in E♭ x12nd Alto Saxophone in E♭ x1Tenor Saxophone in B♭x1Baritone Saxophone in E♭ x11st Trumpet in B♭ x12nd Trumpet in B♭ x13rd Trumpet in B♭ x11st & 2nd Horns in F x23rd & 4th Horns in F x21st Trombone x12nd Trombone x 1Bass Trombone x1Euphonium x2Bass in C x2Electric Bass Guitar x1*Electric Guitar x1Drums x1Timpani x1Chimes, Glockenspiel & Xylophone x1Tam-tam, Triangle, Tambourine & Cymbals x1Bass Drum & Conga x1*Chorus x1[*印の楽器をはぶいた編成でも演奏可能です。]●曲目解説最初にこの曲をヒットさせたのは<赤い鳥>というグループ でした。<赤い鳥>は関西出身の5人の若者によるグループで、1969年に結成され、その年の 「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」でグランプリを獲得し、翌 ’70年にデビューしました。そして同じく70年、この曲の大ヒットで一躍脚光 を浴びたのでした。<赤い鳥> は’74年に解散し、<ハイファイ セット>と<紙ふうせん>の2つのグループに分かれましたが、この曲はその後も多くの歌手にカバーされ、長く歌い継がれるようになりました。1997年秋 サッカーの日本代表チームは、本大会初出場の“夢”に向かって、ワールドカップ・フランス大会のアジア地区予選を戦っていました。その時スタジアムに集まったサポーターの間で自然発生的に歌われ始めたのが、この曲でした。合唱の輪はしだいに拡がり、サポーターの“夢”を託す曲になりました。日本代表チームは、一時は絶望的とも思われた苦境を乗り越え、ついに"愛"を実現しました。1998年2月、長野オリンピックは日本人選手の健闘もあって予想以上に盛り上がり、なかでもジャンプ競技の日本チームの活躍は明るい話題となりました。トータルで金・銀・銅を手にした選手たちは関連のTV番組でも引っぱりダコで、NHKの放送ではジャンプの映像のバックにこの曲を流し、選手たちの"夢" を表現しました。 ワールドカップ・フランス大会を控え、関連の企画CD が続々と発表され、この曲は再び脚光を浴びました。かつての<赤い鳥>のメンバーで、以後は<ハイ・ファイセット>で活躍した山本潤子は、サポーターズソングをアンソロジーしたアルバム「ウィ・アー・ザ・チャンピオンズ/翼をください」で、昔と変わらない伸びやかな歌声を聞かせています。●演奏にあたって「翼をください」でまず思い出すのが、中学生の時の歌集。音楽の先生のピアノ伴奏による二部合唱。これだけでも何とかサマになったのがこの曲。個人的には歌集の中で一番好きな曲でありました。バラードのようなノリのよい曲のような、はたまたフォークのようなロックのような、この曲は今聴いても全く色あせぬ魅力にあふれています。今回の編曲では、前半のコラール風の部分は、教会の中の聖歌隊をイメージして書かれています。つまり、場面としては室内。そして2番との間奏で扉が開き、一気に大空へはばたくという演出です。この落差が大きければ大きいほど演奏会は成功するでしょう。それから、長い長いイントロからコラールへ入る部分の落差も重要です。世の中の大げさで騒々しい空気から、心の中の一番大切なことへと導くためのイントロです。何かこうして書くと本当、大げさな曲の作りになっていますが、西暦2000年を迎えるにあたって、「今」 本当に大切なのは何だろうと考えると、この曲がだんだんいとおしく思われてくるのです。中学生の時には解らなかったけど、今だからこ何か自分にはハッキリとこの曲のメッセージが身近なものとして理解できるのです。皆さんはどうでしょうか。単にサッカーで流行った曲でしょうか。ところで皆さんのバンドは何人くらいの大所帯で演奏されるのでしょう。50人くらいですか? 合唱と合わせると100人らい? 私は先日、大阪の国体の開会式で500人のプラスパンドに数千人の合唱の音を聴きました。いやぁ、その音の気の力には圧倒されました。実際、1小節聴いただけで涙があふれてくるような感動を味わいました。やっぱり室外でのブラスサウンドに勝るものはありませんね。風に乗ったトランペットのこだまする様は、私の記憶の中の大きな宝物です。ひとつ皆さんもこの曲この編曲で、数千人の合奏による集団空中浮遊を楽しんでみてはいかがでしょうか・・。 (宮川彬良)●作詞:山上 路夫●作曲:村井 邦彦(コーラス、オプションパート付)●編曲者:宮川 彬良●手話監修:全日本ろうあ連盟本部NULL 近隣店舗在庫へ!