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●編成
Conductor x1
Piccolo x1
1st Flute x2
2nd Flute x2
Oboe x1
Bassoon x1
Clarinet in E♭ x1
1st Clarinet in B♭ x3
2nd Clarinet in B♭ x3
3rd Clarinet in B♭ x3
Alto Clarinet in E♭ x1
Bass Clarinet in B♭ x1
*Soprano Saxophone in B♭ (Option) x1
1st Alto Saxophone in E♭ x1
2nd Alto Saxophone in E♭ x1
1st Tenor Saxophone in B♭ x1
2nd Tenor Saxophone in B♭ x1
Baritone Saxophone in E♭ x1
1st Trumpet in B♭ x1
2nd Trumpet in B♭ x1
3rd Trumpet in B♭ x1
4th Trumpet in B♭ x1
1st & 2nd Horns in F x2
3rd & 4th Horns in F x2
1st Trombone x1
2nd Trombone x1
3rd Trombone x1
Bass Trombone x1
Euphonium x2
Bass in C x2
Electric Bass Guitar (String Bass) x1
Electric Guitar x1
*Piano (Option) x1
Drums x1
Timpani x1
Glockenspiel x1
Vibraphone & Xylophone x1
Suspended Cymbal x1
[*印の楽器をはぶいた編成でも演奏可能です。]
編曲者:岩井 直溥
難易度:★★★
演奏時間:6分00秒
●曲目解説
ロバート・デ・ニーロとライザ・ミネリ主演の映画 『ニューヨーク・ニューヨーク』の主題曲として、映画全編に流れている曲です。
第2次大戦が終わり、勝利の余韻に浸っているアメリカを背景にしたこの映画の中には、「ブルー・ムーン」「しあわせの星」「その手はないよ」「オバス・ナンバー・ワン」「あなたが私に新しい恋を」「世界は廻る」「ゼア・ゴーズ・ザ・ボール・ゲイム」「ハッピー・エンド」他、当時ヒットした多くの曲が使われています。
監督は名作 「タクシードライバー」のマーティン・スコシージで、この曲は映画「キャバレー」でも有名なジョン・カンダーとフレッド・エップのコンビが書いています。
●演奏にあたって
アメリカのしゃれた雰囲気を持つスイング・ナンバー 「ニューヨーク・ニューヨーク」。
序奏はマーチ風な感じもありますが、ショー・ミュージックですので勇ましくせず、ライン・ダンスでもするような軽快さが出せれば最高。
[B]からは全体にスイングですのでジャズ・フィーリングをしっかり出すことがこの曲を生かすポイントになります。
前からのトランペット・ソロはプレイヤーの独自の味を出して欲しいのですが、余り複雑なアドリブは曲想に合わないと思いますのでフェイク位の方がよいでしょう。
続いて[I]の前からのテナー・サックス・ソロはスローバラードで思い切り味のあるアドリブにアタックしてみてください。
その為にはこのシリーズのCDやカセットテープから感じを掴むのが最も勉強になると思います。後半はスロー・スイングですがショー・ミ ュージックにはよくあるパターンで、スローであってもハードな盛り上げが絶対に必要な所です。
この曲は全体にスイングの乗りをしっかりさせることが大切で、コンサートではソロやセクション・ソリのスタンドプレイを多く取り入れ、皆さんのジャズ・フィーリングを存分に発揮して楽しい演奏にして欲しいものです。
(岩井 直溥)
※このコメント類は、平成元年出版当時のまま掲載しています。
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