吹奏楽　アンサンブル

浜千鳥／弘田龍太郎（星出尚志）

吹奏楽　アンサンブル

税込価格：

11,000円

出版社：

㈱佼成出版社　音楽出版室

波のようにうねるメロディーは日本的な音階で書かれていながら、モダンな和音や3拍子を使った和洋折衷の作風が、大正8年（1919年）の作曲当時は大変に珍しいものでした。そのせいか、空想の世界へと誘われるようなロマンチックな印象が残ります。
　しかし、雑誌「少女号」に発表された鳴秋の童謡詩は、本来、もっと切実な感情を込めた歌でした。“親を探す千鳥”は決して空想の産物ではなく、幼くして亡くなった娘を重ね合わせた、悲しみの象徴だったのです。鳴秋が愛娘の療養にたびたび訪れ、後に移り住んだ千葉県和田町の花園海岸と、実際に詩を書きとめた新潟県柏崎市の2カ所に「浜千鳥」の詩碑が建てられています。
［文・森田一浩］

編成
Piccolo
1st & 2nd Flutes
Oboe
Bassoon

Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭

1st & 2nd Alto Saxophones in E♭
Tenor Saxopohne in B♭
Baritone Saxophone in E♭

1st Trumpet in B♭
2nd & 3rd Trumpets in B♭

1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F

1st & 2nd Trombones
Bass Trombone
Euphonium
Tuba (div.)
String Bass

Harp

Timpani

【1st Percussion】
Suspended Cymbal
Wind Chime

【2nd Percussion】
Glockenspiel

浜千鳥／弘田龍太郎（星出尚志）

波のようにうねるメロディーは日本的な音階で書かれていながら、モダンな和音や3拍子を使った和洋折衷の作風が、大正8年（1919年）の作曲当時は大変に珍しいものでした。そのせいか、空想の世界へと誘われるようなロマンチックな印象が残ります。
　しかし、雑誌「少女号」に発表された鳴秋の童謡詩は、本来、もっと切実な感情を込めた歌でした。“親を探す千鳥”は決して空想の産物ではなく、幼くして亡くなった娘を重ね合わせた、悲しみの象徴だったのです。鳴秋が愛娘の療養にたびたび訪れ、後に移り住んだ千葉県和田町の花園海岸と、実際に詩を書きとめた新潟県柏崎市の2カ所に「浜千鳥」の詩碑が建てられています。
［文・森田一浩］

編成
Piccolo
1st & 2nd Flutes
Oboe
Bassoon

Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭

1st & 2nd Alto Saxophones in E♭
Tenor Saxopohne in B♭
Baritone Saxophone in E♭

1st Trumpet in B♭
2nd & 3rd Trumpets in B♭

1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th Horns in F

1st & 2nd Trombones
Bass Trombone
Euphonium
Tuba (div.)
String Bass

Harp

Timpani

【1st Percussion】
Suspended Cymbal
Wind Chime

【2nd Percussion】
Glockenspiel

浜千鳥／弘田龍太郎（星出尚志）