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SR-166 シックハルト トリオソナタ集 第2巻

税込価格(本体):
4,180(3,800)円
出版社:
リコーダーJP

トリオソナタ ヘ長調 作品16-3

★解題★

 J.C.シックハルトの「作品16」は、2本のアルトリコーダーと通奏低音のために書かれた12曲から成るトリオソナタ集で、1710年から1712年ごろ、アムステルダムのRogerから出版されました。

 トリオソナタはバロック室内楽の代表的編成だと言われますが、リコーダー2本と通奏低音のための曲となると、それほど多くは残っておらず、シックハルトの諸作品は貴重です。

 このソナタ集に、とくに教則的な意図は謳われてはいませんが、比較的やさしい曲からしだいに技術を要する曲へと進むようにと配慮した様子がみられ、アマチュアのための出版作品に力を入れていたシックハルトならではの作品集となっています。


★解説★

 6楽章から成っています。この曲集のほとんどの曲と同様、コンパクトにまとめられた、舞曲を中心とする構成です。また、順次進行(隣の高さの音への進行)を多く用いて、あまり大きく(遠い音へ)飛ぶ箇所のほとんどない曲が多く、どの楽章もやさしく演奏できるように書かれているのも前後の作品と同様です。ただ、本作では前2曲に比べて二部形式の曲では後半の内容が充実し、長さも少し拡張されている傾向があります。それだけ音楽的には味わいが深くなっていると言えるでしょう。

 第1楽章はアリア(歌、旋律)と題され、4分の3拍子です。中庸ないし少し遅めのテンポが合うでしょう。3小節のフレーズや6小節のフレーズを多く用いて、平凡に陥るのを避けながら、平明な音楽を繰り広げています。

 第2楽章はロンドで、4分の3拍子です。軽い感じのロンド主題が何度か現れる合間にいくつか副主題が登場しますが、形は多少くずれていて、典型的なロンドではありません。むしろ、副主題がいくつか登場する曲を書き上げたら、ちょっとロンドっぽくなったのでロンドと名づけた、という感じでしょう。

 第3楽章はガボットで、4分の4拍子です。軽妙な小品で、難しい曲ではありませんが、トリルの指定はかなり頻繁で煩雑です。

 第4楽章は4分の3拍子のメヌエットです、二部形式ですが、第2の部分が、主題を展開してかなり内容ゆたかな音楽をくりひろげる、長い部分になっています。

 第5楽章はブーレと題され、4分の4拍子となっていますが、むしろ2分の2拍子に感じて演奏してもよさそうな、快速感のある曲です。やはりメヌエット同様、二部形式の後半部分をいくぶん拡大して「展開部」的な性格を持たせています。

 第6楽章は8分の6拍子のジーグ。シックハルトはこのような好んだ付点リズムを基調とするジーグをよく書きました。やはり二部形式の後半にいくらか豊富な内容を盛り込んでおり、なかなか充実したすぐれた終曲になっています。



トリオソナタ 変ロ長調 作品16-4

★解題★

 J.C.シックハルトの「作品16」は、2本のアルトリコーダーと通奏低音のために書かれた12曲から成るトリオソナタ集で、1710年から1712年ごろ、アムステルダムのRogerから出版されました。

 トリオソナタはバロック室内楽の代表的編成だと言われますが、リコーダー2本と通奏低音のための曲となると、それほど多くは残っておらず、シックハルトの諸作品は貴重です。

 このソナタ集に、とくに教則的な意図は謳われてはいませんが、比較的やさしい曲からしだいに技術を要する曲へと進むようにと配慮した様子がみられ、アマチュアのための出版作品に力を入れていたシックハルトならではの作品集となっています。


★解説★

 5楽章から成っています。この曲集のほとんどの曲と同様、コンパクトにまとめられた、舞曲を中心とする構成です。先行する1~3番ではごく少なかった大きな跳躍進行が、第4楽章や、とくに第3楽章ではかなり用いられていて、少し難しくなってきています。また、前作同様、1曲目2曲目に比べて二部形式の後半の内容が充実し、長さも少し拡張されている傾向があります。また、変ロ長調という「ミ♭」が頻出する調で書かれているため、「ミ♭」をめぐる運指の難しさが、いくらか起きています。

 第1楽章はアリア(歌、旋律)と題され、アダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。付点のリズムを基調して、穏やかな感じの音楽をくりひろげます。

 第2楽章はアントレ、4分の4拍子。第1楽章もそうでしたが、シックハルトがそこそこの長さの曲を書くときの、おきまりの展開で進みますので、意外性はあまりありませんが、カッチリとまとめる職人技は、それなりにみごとなものです。

 第3楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の4拍子です。本作の中核をなす大規模な楽章で、前述の「おきまりの展開」を完全に脱したものです。後半の奔放な展開は、なにか気宇の壮大さのようなものまでを感じさせます。

 第4楽章は4分の3拍子のメヌエットです。全体が24小節ですので「4小節ずつのフレーズをつらねた型どおりの曲か?」と思うと、さにあらず。前半は4+4ですが、後半は8+3+2+3のようになっていて、平凡を避けています。

 第5楽章はジーグ、8分の6拍子。付点の跳ねるリズムを取り入れたタイプなので、八分音符ノリのジーグに比べるとすこし遅めのテンポが合うと思います。あまり目新しいところのない「おきまり」型の曲ではありますが、だからこその安心感があって、好ましい終曲になりました。
トリオソナタ 二短調 作品16-1/トリオソナタ ハ長調 作品16-2

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