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吹奏楽 アンサンブル

品番:CEM-095

【金管8重奏-アンサンブル楽譜】

邦題)かぐや ~金管八重奏のための幻想曲
欧題)KA-GU-YA -Fantasie for Brass Octet

作曲者:三澤慶(Kei Misawa)

演奏時間:約5分

価格:5,280円(税抜価格4,800円)
JAN 4524513020806

楽器編成
1st Trumpet in B♭ (Piccolo Trumpet持替)
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭ (Flugelhorn持替)
Horn in F
Euphonium
1st Trombone
2nd Trombone
Tuba

参考音源CD
第47回全日本アンサンブルコンテスト(中学・高校編)
(演奏:東海大学付属高輪台高等学校)
CAFUA CACG-0332

第47回全日本アンサンブルコンテスト(大学・職場一般編)
(演奏:東京隆生吹奏楽団)
CAFUA CACG-0333


古来より人類が想いを馳せた月の「静」と「動」の二面性を表現。
ユーフォ、チューバ、トロンボーンにソロの魅せ場があり、加えてトランペットが高らかに華やぐ上級者向けの金管8重奏曲。
イントロが二通りあり、どちらを選んで演奏しても構いません

【曲目解説】
 東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部・東京隆生吹奏楽団委嘱作品。
古来より我々人類は夜空を見上げ、そこにぽっかりと浮かぶ月とともに歴史を歩んできた。夜闇を照らし、潮の満ち引きを司り、また、我々の思想・芸術に大きな影響を与えた月に、我々は別世界の存在までも空想した。
 しかし、このように常に身近にあった「宇宙で一番近い天体」である月について、実は我々はその一面しか知らない。
月には地球との相互の潮汐力の作用の兼ね合いで「潮汐ロック」が働いており、常に同じ面を地球に向けているため、「月の裏側」は地上からは直接観測できないのである。
 そんな月に想いを馳せた本作は、「我々の知っている月」の描写、つまり「静」の象徴としての既視感と、「我々の知らない月」への空想、つまり快活で変化に富んだ「動」の象徴としての世界観との対比を通し、ひいては物事の、または人間の「二面性」を表現している。
 古来より我々が幻想を抱きつつ見上げた月も、科学の進歩とともに「現実」として我々の手の届くものとなりつつある。
JAXAの月周回機「かぐや」に搭載されたハイビジョンカメラが捕らえた月の地平線から登る「満地球の出」の映像の息を呑むほどの美しさに我々の地球の奇跡を気付かされる。
 一方で、アメリカ、日本をはじめとする西側諸国ではアポロ計画以来引き延ばされていた月への有人探査、および長期滞在の計画への熱がここ数年、にわかに再燃している。「アルテミス計画」がそれである。計画実現の機運が高まっている要因としては、宇宙開発計画、ことに月面探査に対して猛烈にペースを上げている中国やインドなどとの開発レースが強く影響している。
古来より人々が想いを馳せた「月」がもはや人類の宇宙開発競争や利権争いのターゲットとなっているのである。
 我々の地上での争いを「月」は380,000kmの上空から何を想って見下ろして来たのだろう・・・


※演奏について
「Extra Intro」の3小節間は、練習番号「A」からスタートのオリジナル版に委嘱団体からの要請があり加筆したものです。
この3小節間は月の誕生についての有力な説である「ジャイアン・トインパクト」(原始地球が巨大な天体の衝突のよって一度崩壊し、その残骸が再び互いの重力によって集まる際に、地球と月に分かれた、というもの。)の様子を描写したものです。
どちらを選択して演奏しても構いません。



【作曲家プロフィール】
三澤慶(Kei Misawa)
11歳よりトランペットを始める。15歳よりトランペットを元NHK交響楽団首席奏者、津堅直弘氏に師事。
東京音楽大学(器楽科)を2度の特待生奨学金を得て卒業。在学中作曲を有馬礼子氏に師事。
同大学を卒業後、主に国内のオーケストラへの客演や吹奏楽・ブラスアンサンブルなどを中心に演奏活動を行う。
作曲家として2006年度吹奏楽コンクール課題曲、「海へ・・・吹奏楽の為に」を作曲。2010年、シエナ・ウィンド・オーケストラ結成20周年記念作曲コンクール優勝。優勝曲「フェニックス ・マーチ」が佐渡裕指揮により初演される。2012年、朝日作曲賞受賞。受賞曲「勇者のマズルカ」が2013年度吹奏楽コンクール課題曲として採用される。
特に金管アンサンブル作品ではこれまで7作を東海大学付属高輪台高等学校に書き下ろし、東京都代表として6度の全日本アンサンブルコンテストへの出場をサポートするなど多数発表。
その他、これまでに管弦楽・吹奏楽・室内楽を中心に600を超える作編曲作品を手がける。
また、各地のアマチュア愛好家との交流が深く、作品提供・客演指揮などを積極的に行う。
指揮者としてこれまでにブリッツ・フィルハーモニック・ウィンズ、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ、東京室内管弦楽団などを指揮。
近年は地域でのプロとアマチュアの垣根、世代間の垣根を取り払った音楽・吹奏楽活動のデザインに注力している。
現在、作曲家、東京室内管弦楽団/トランペット奏者/エデュケーション・プログラム・アドバイザー/指揮者/理事、地域音楽コーディネーター、桜美林大学芸術文化学群非常勤講師。

品番:CEM-095

【金管8重奏-アンサンブル楽譜】

邦題)かぐや ~金管八重奏のための幻想曲
欧題)KA-GU-YA -Fantasie for Brass Octet

作曲者:三澤慶(Kei Misawa)

演奏時間:約5分

価格:5,280円(税抜価格4,800円)
JAN 4524513020806

楽器編成
1st Trumpet in B♭ (Piccolo Trumpet持替)
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭ (Flugelhorn持替)
Horn in F
Euphonium
1st Trombone
2nd Trombone
Tuba

参考音源CD
第47回全日本アンサンブルコンテスト(中学・高校編)
(演奏:東海大学付属高輪台高等学校)
CAFUA CACG-0332

第47回全日本アンサンブルコンテスト(大学・職場一般編)
(演奏:東京隆生吹奏楽団)
CAFUA CACG-0333


古来より人類が想いを馳せた月の「静」と「動」の二面性を表現。
ユーフォ、チューバ、トロンボーンにソロの魅せ場があり、加えてトランペットが高らかに華やぐ上級者向けの金管8重奏曲。
イントロが二通りあり、どちらを選んで演奏しても構いません

【曲目解説】
 東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部・東京隆生吹奏楽団委嘱作品。
古来より我々人類は夜空を見上げ、そこにぽっかりと浮かぶ月とともに歴史を歩んできた。夜闇を照らし、潮の満ち引きを司り、また、我々の思想・芸術に大きな影響を与えた月に、我々は別世界の存在までも空想した。
 しかし、このように常に身近にあった「宇宙で一番近い天体」である月について、実は我々はその一面しか知らない。
月には地球との相互の潮汐力の作用の兼ね合いで「潮汐ロック」が働いており、常に同じ面を地球に向けているため、「月の裏側」は地上からは直接観測できないのである。
 そんな月に想いを馳せた本作は、「我々の知っている月」の描写、つまり「静」の象徴としての既視感と、「我々の知らない月」への空想、つまり快活で変化に富んだ「動」の象徴としての世界観との対比を通し、ひいては物事の、または人間の「二面性」を表現している。
 古来より我々が幻想を抱きつつ見上げた月も、科学の進歩とともに「現実」として我々の手の届くものとなりつつある。
JAXAの月周回機「かぐや」に搭載されたハイビジョンカメラが捕らえた月の地平線から登る「満地球の出」の映像の息を呑むほどの美しさに我々の地球の奇跡を気付かされる。
 一方で、アメリカ、日本をはじめとする西側諸国ではアポロ計画以来引き延ばされていた月への有人探査、および長期滞在の計画への熱がここ数年、にわかに再燃している。「アルテミス計画」がそれである。計画実現の機運が高まっている要因としては、宇宙開発計画、ことに月面探査に対して猛烈にペースを上げている中国やインドなどとの開発レースが強く影響している。
古来より人々が想いを馳せた「月」がもはや人類の宇宙開発競争や利権争いのターゲットとなっているのである。
 我々の地上での争いを「月」は380,000kmの上空から何を想って見下ろして来たのだろう・・・


※演奏について
「Extra Intro」の3小節間は、練習番号「A」からスタートのオリジナル版に委嘱団体からの要請があり加筆したものです。
この3小節間は月の誕生についての有力な説である「ジャイアン・トインパクト」(原始地球が巨大な天体の衝突のよって一度崩壊し、その残骸が再び互いの重力によって集まる際に、地球と月に分かれた、というもの。)の様子を描写したものです。
どちらを選択して演奏しても構いません。



【作曲家プロフィール】
三澤慶(Kei Misawa)
11歳よりトランペットを始める。15歳よりトランペットを元NHK交響楽団首席奏者、津堅直弘氏に師事。
東京音楽大学(器楽科)を2度の特待生奨学金を得て卒業。在学中作曲を有馬礼子氏に師事。
同大学を卒業後、主に国内のオーケストラへの客演や吹奏楽・ブラスアンサンブルなどを中心に演奏活動を行う。
作曲家として2006年度吹奏楽コンクール課題曲、「海へ・・・吹奏楽の為に」を作曲。2010年、シエナ・ウィンド・オーケストラ結成20周年記念作曲コンクール優勝。優勝曲「フェニックス ・マーチ」が佐渡裕指揮により初演される。2012年、朝日作曲賞受賞。受賞曲「勇者のマズルカ」が2013年度吹奏楽コンクール課題曲として採用される。
特に金管アンサンブル作品ではこれまで7作を東海大学付属高輪台高等学校に書き下ろし、東京都代表として6度の全日本アンサンブルコンテストへの出場をサポートするなど多数発表。
その他、これまでに管弦楽・吹奏楽・室内楽を中心に600を超える作編曲作品を手がける。
また、各地のアマチュア愛好家との交流が深く、作品提供・客演指揮などを積極的に行う。
指揮者としてこれまでにブリッツ・フィルハーモニック・ウィンズ、テアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ、東京室内管弦楽団などを指揮。
近年は地域でのプロとアマチュアの垣根、世代間の垣根を取り払った音楽・吹奏楽活動のデザインに注力している。
現在、作曲家、東京室内管弦楽団/トランペット奏者/エデュケーション・プログラム・アドバイザー/指揮者/理事、地域音楽コーディネーター、桜美林大学芸術文化学群非常勤講師。

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