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吹奏楽 アンサンブル

森の中を飛び回る“蝶”と豊かな釧路湿原をイメージし作曲。和声や曲調のコントラストが美しい作品です。

この曲は釧路江南高校吹奏楽部の委嘱により2023年に作曲、同年の北海道アンサンブルコンテストで初演されました。

釧路と聞いて真っ先に思い浮かぶのがやはり「釧路湿原」ではないでしょうか。日本最大の湿原で一帯は国立公園に指定されており、特別天然記念物のタンチョウをはじめ多くの動植物の貴重な生息地となっています。この国立公園内に「シラルトロ湖」という湖があるのですが、この湖に沿って続く森は「蝶の森」と呼ばれ、なんと80種以上の蝶が生息する昆虫の宝庫なのだそうです。今回はこの「蝶の森」にインスピレーションを受け、森の中をたくさんの蝶飛び回る様子と自然豊かな湿原や湖の風景をイメージして作曲しました。

冒頭、一匹の蝶がどこからともなく飛んでくる様子で曲が始まります。
ひらひらと自由気ままに舞う様子、止まって羽を休める様子、どこか不思議で優雅で愛らしい蝶の姿を描写しています。

蝶が卵から成虫になる確率はわずか1~2%と言われていますが、だとすると私たちが目にする蝶々というのは一匹一匹とてつもない生命力を持っている証になります。ひらひらと楽しそうに飛んでいるように見えても、蝶にしてみればスピード感溢れる冒険的な飛行なのかもしれません。
曲中の速い部分は、こうした蝶の力強く躍動的な一面を表現しています。(阿部勇一)

編成
1st Flute
2nd Flute
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
木管8重奏 シラルトロの蝶

森の中を飛び回る“蝶”と豊かな釧路湿原をイメージし作曲。和声や曲調のコントラストが美しい作品です。

この曲は釧路江南高校吹奏楽部の委嘱により2023年に作曲、同年の北海道アンサンブルコンテストで初演されました。

釧路と聞いて真っ先に思い浮かぶのがやはり「釧路湿原」ではないでしょうか。日本最大の湿原で一帯は国立公園に指定されており、特別天然記念物のタンチョウをはじめ多くの動植物の貴重な生息地となっています。この国立公園内に「シラルトロ湖」という湖があるのですが、この湖に沿って続く森は「蝶の森」と呼ばれ、なんと80種以上の蝶が生息する昆虫の宝庫なのだそうです。今回はこの「蝶の森」にインスピレーションを受け、森の中をたくさんの蝶飛び回る様子と自然豊かな湿原や湖の風景をイメージして作曲しました。

冒頭、一匹の蝶がどこからともなく飛んでくる様子で曲が始まります。
ひらひらと自由気ままに舞う様子、止まって羽を休める様子、どこか不思議で優雅で愛らしい蝶の姿を描写しています。

蝶が卵から成虫になる確率はわずか1~2%と言われていますが、だとすると私たちが目にする蝶々というのは一匹一匹とてつもない生命力を持っている証になります。ひらひらと楽しそうに飛んでいるように見えても、蝶にしてみればスピード感溢れる冒険的な飛行なのかもしれません。
曲中の速い部分は、こうした蝶の力強く躍動的な一面を表現しています。(阿部勇一)

編成
1st Flute
2nd Flute
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
木管8重奏 シラルトロの蝶

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