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書籍/雑誌

シェーンベルク生誕150年記念出版!

カフェでの集会、殴り合い、差別と迫害、新聞沙汰──
「音楽の革命」の真実を膨大な資料と図像で描く比類なきドキュメント。
荒ぶる芸術家たちの青春群像がいまよみがえる!

世紀末ウィーンにおいて、演劇、音楽、建築、工芸、彫刻などの分野で同時多発的な革新が起こった。「若きウィーン」を名乗り、「モデルネ(近現代)」の温室たるこの都市を舞台に、血気盛んな活動を繰りひろげる若手芸術家たち。

本書は「新ウィーン楽派」の首領にして、20世紀音楽最大のオリジネイターである作曲家アーノルト・シェーンベルク(1874-1951)を中心に、「若きウィーン」を標榜した芸術家たちの活動を、膨大な同時代資料と証言、そして数多くの図像によってあとづけた画期的なドキュメント。

●巻頭カラー地図(16ページ):シェーンベルクゆかりの地をガイド
●カラー口絵(8ページ):絵画の分野でも異才を発揮したシェーンベルクの美術作品を掲載
●その他、図版多数掲載

◎目次
[カラー地図]ウィーンのシェーンベルク
本書の登場人物

はじめに
第1章 若きウィーンの音楽家と音詩人たち
 若きウィーンの音詩人たち(リヒャルト・シュペヒト)
第2章 若きウィーンの円卓
 アーノルト・シェーンベルク(アルトゥール・カハネ)
第3章 「カフェハウスでは文学をめぐって殴り合った」
 文芸夜想曲―クラウス=フリートマン事件についての寸評(ハンス・リープシュテックル)
第4章 若きウィーンの演劇とコンサート
 若きウィーン劇場(フェーリクス・ザルテン)
第5章 「反ユダヤ主義の中心地」
 ウィーンの若きオーストリア・ユダヤ人芸術家(アーノルト・シェーンベルク)
第6章 アーノルト・シェーンベルクとカール・クラウス
 カール・クラウスにかんする覚書(アーノルト・シェーンベルク)
第7章 アーノルト・シェーンベルクとアドルフ・ロース
 アドルフ・ロースにかんして(アーノルト・シェーンベルク)
 これぞアーノルト・シェーンベルク(アドルフ・ロース)
第8章 アーノルト・シェーンベルクとヘルマン・バール
 若きオーストリア(ヘルマン・バール)
第9章 ある若きウィーン人は創作する
 新しい地平、あらゆる規則をこえて(パウル・シュテファン)
 アーノルト・シェーンベルクのもとで(パウル・ヴィルヘルム)


日本語版監修者あとがき(樋口隆一)
訳者あとがき(阿久津三香子)

◎著訳者・監修者プロフィール
テレーゼ・ムクセネーダー(Therese Muxeneder)
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でヴァイオリン、ザルツブルク大学で音楽学ならびにドイツ文学を学ぶ。ザルツブルク、国際モーツァルテウム財団司書(1993-97)をつとめたのち、1997年よりアーノルト・シェーンベルク・センター、ウィーンにてコレクションを管理するかたわら、著述家、編集者、展覧会キュレーターとして活躍。ウィーン国立音楽大学非常勤講師。

阿久津三香子(あくつ・みかこ)
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。国費派遣留学(ドイツ、ハイデルベルク大学)。明治学院大学大学院文学研究科博士前期・後期課程修了(博士、芸術学)。DAAD「独日韓大学間提携事業助成金」によりワイマール、バウハウス大学短期ドイツ語研修(2010、2012)。
「音楽のある展覧会」(サントリーホール ブルーローズ、2012、ホテルオークラ東京 別館、2019)講演通訳。
Toru Takemitsu: Globalisiertes Komponieren ― Text, Kontext, Deutung(Hrsg. Markus Bandur und Rainer Schmusch, edition text+kritik, Munchen, 2024)の独訳を一部担当。
日本音楽学会会員、日本アルバン・ベルク協会会員

樋口隆一(ひぐち・りゅういち)
1946年東京生まれ。音楽学者・指揮者。明治学院大学名誉教授。音楽三田会会長。一般社団法人樋口季一郎中将顕彰会会長。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒、同大学院博士課程在学中にドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてドイツ留学。テュービンゲン大学でG.フォン・ダーデルセン、U.ジーゲレに師事。1979年、『新バッハ全集』の教会カンタータ巻(I/34)の校訂により同大学哲学博士。A.スムスキーに指揮法を師事し、シュトゥットガルト聖母マリア教会で合唱指揮者をつとめた。帰国後、音楽学者、指揮者、評論家として多彩な活動を展開。1998年、ウィーン大学客員研究員。創立時のアーノルト・シェーンベルクセンターでシェーンベルクのバッハ資料を調査。2000年、明治学院バッハ・アカデミーを設立し、芸術監督に就任。2001年、明治学院大学で「シェーンベルク没後50年」展、国際シンポジウム「シェーンベルクと様々な伝統」を開催、《ピエロ・リュネール》演奏会を指揮、その功績により2002年、オーストリア学術芸術功労十字章を受章。2006年、ライプツィヒ国際バッハ音楽祭に出演したほか、13年にはベルリン・コンツェルトハウスにて山田耕筰《秋の宴》、高田三郎《水のいのち》をドイツ初演。『バッハ』(新潮文庫)、『バッハ カンタータ研究』、アーノンクール著『古楽とは何か』、ノヴァーク著『ブルックナー研究』(以上音楽之友社)、『バッハから広がる世界』、『バッハの人生とカンタータ』(以上春秋社)、バッハ《マタイ受難曲》、『バッハ:カンタータ傑作集』、ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》(以上ユニバーサル)、フォーレ《レクイエム》(オクタヴィア)など著訳書CD多数。京都音楽賞研究評論部門賞、辻荘一賞、オーストリア学術芸術功労十字章、テオドル・ベルヒェム賞(ドイツ)。国際音楽学会日本代表理事、同副会長を歴任。第20回国際音楽学会東京大会組織副委員長・プログラム委員長(日本政府観光局国際会議開催貢献賞受賞)。

シェーンベルク生誕150年記念出版!

カフェでの集会、殴り合い、差別と迫害、新聞沙汰──
「音楽の革命」の真実を膨大な資料と図像で描く比類なきドキュメント。
荒ぶる芸術家たちの青春群像がいまよみがえる!

世紀末ウィーンにおいて、演劇、音楽、建築、工芸、彫刻などの分野で同時多発的な革新が起こった。「若きウィーン」を名乗り、「モデルネ(近現代)」の温室たるこの都市を舞台に、血気盛んな活動を繰りひろげる若手芸術家たち。

本書は「新ウィーン楽派」の首領にして、20世紀音楽最大のオリジネイターである作曲家アーノルト・シェーンベルク(1874-1951)を中心に、「若きウィーン」を標榜した芸術家たちの活動を、膨大な同時代資料と証言、そして数多くの図像によってあとづけた画期的なドキュメント。

●巻頭カラー地図(16ページ):シェーンベルクゆかりの地をガイド
●カラー口絵(8ページ):絵画の分野でも異才を発揮したシェーンベルクの美術作品を掲載
●その他、図版多数掲載

◎目次
[カラー地図]ウィーンのシェーンベルク
本書の登場人物

はじめに
第1章 若きウィーンの音楽家と音詩人たち
 若きウィーンの音詩人たち(リヒャルト・シュペヒト)
第2章 若きウィーンの円卓
 アーノルト・シェーンベルク(アルトゥール・カハネ)
第3章 「カフェハウスでは文学をめぐって殴り合った」
 文芸夜想曲―クラウス=フリートマン事件についての寸評(ハンス・リープシュテックル)
第4章 若きウィーンの演劇とコンサート
 若きウィーン劇場(フェーリクス・ザルテン)
第5章 「反ユダヤ主義の中心地」
 ウィーンの若きオーストリア・ユダヤ人芸術家(アーノルト・シェーンベルク)
第6章 アーノルト・シェーンベルクとカール・クラウス
 カール・クラウスにかんする覚書(アーノルト・シェーンベルク)
第7章 アーノルト・シェーンベルクとアドルフ・ロース
 アドルフ・ロースにかんして(アーノルト・シェーンベルク)
 これぞアーノルト・シェーンベルク(アドルフ・ロース)
第8章 アーノルト・シェーンベルクとヘルマン・バール
 若きオーストリア(ヘルマン・バール)
第9章 ある若きウィーン人は創作する
 新しい地平、あらゆる規則をこえて(パウル・シュテファン)
 アーノルト・シェーンベルクのもとで(パウル・ヴィルヘルム)


日本語版監修者あとがき(樋口隆一)
訳者あとがき(阿久津三香子)

◎著訳者・監修者プロフィール
テレーゼ・ムクセネーダー(Therese Muxeneder)
ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でヴァイオリン、ザルツブルク大学で音楽学ならびにドイツ文学を学ぶ。ザルツブルク、国際モーツァルテウム財団司書(1993-97)をつとめたのち、1997年よりアーノルト・シェーンベルク・センター、ウィーンにてコレクションを管理するかたわら、著述家、編集者、展覧会キュレーターとして活躍。ウィーン国立音楽大学非常勤講師。

阿久津三香子(あくつ・みかこ)
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。国費派遣留学(ドイツ、ハイデルベルク大学)。明治学院大学大学院文学研究科博士前期・後期課程修了(博士、芸術学)。DAAD「独日韓大学間提携事業助成金」によりワイマール、バウハウス大学短期ドイツ語研修(2010、2012)。
「音楽のある展覧会」(サントリーホール ブルーローズ、2012、ホテルオークラ東京 別館、2019)講演通訳。
Toru Takemitsu: Globalisiertes Komponieren ― Text, Kontext, Deutung(Hrsg. Markus Bandur und Rainer Schmusch, edition text+kritik, Munchen, 2024)の独訳を一部担当。
日本音楽学会会員、日本アルバン・ベルク協会会員

樋口隆一(ひぐち・りゅういち)
1946年東京生まれ。音楽学者・指揮者。明治学院大学名誉教授。音楽三田会会長。一般社団法人樋口季一郎中将顕彰会会長。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒、同大学院博士課程在学中にドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてドイツ留学。テュービンゲン大学でG.フォン・ダーデルセン、U.ジーゲレに師事。1979年、『新バッハ全集』の教会カンタータ巻(I/34)の校訂により同大学哲学博士。A.スムスキーに指揮法を師事し、シュトゥットガルト聖母マリア教会で合唱指揮者をつとめた。帰国後、音楽学者、指揮者、評論家として多彩な活動を展開。1998年、ウィーン大学客員研究員。創立時のアーノルト・シェーンベルクセンターでシェーンベルクのバッハ資料を調査。2000年、明治学院バッハ・アカデミーを設立し、芸術監督に就任。2001年、明治学院大学で「シェーンベルク没後50年」展、国際シンポジウム「シェーンベルクと様々な伝統」を開催、《ピエロ・リュネール》演奏会を指揮、その功績により2002年、オーストリア学術芸術功労十字章を受章。2006年、ライプツィヒ国際バッハ音楽祭に出演したほか、13年にはベルリン・コンツェルトハウスにて山田耕筰《秋の宴》、高田三郎《水のいのち》をドイツ初演。『バッハ』(新潮文庫)、『バッハ カンタータ研究』、アーノンクール著『古楽とは何か』、ノヴァーク著『ブルックナー研究』(以上音楽之友社)、『バッハから広がる世界』、『バッハの人生とカンタータ』(以上春秋社)、バッハ《マタイ受難曲》、『バッハ:カンタータ傑作集』、ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》(以上ユニバーサル)、フォーレ《レクイエム》(オクタヴィア)など著訳書CD多数。京都音楽賞研究評論部門賞、辻荘一賞、オーストリア学術芸術功労十字章、テオドル・ベルヒェム賞(ドイツ)。国際音楽学会日本代表理事、同副会長を歴任。第20回国際音楽学会東京大会組織副委員長・プログラム委員長(日本政府観光局国際会議開催貢献賞受賞)。

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