ドイツ・リートの伴奏者として著名な著者は、1990年の秋、シュトゥットガルトで、D・フィッシャー=ディースカウのマスタークラスを受講した。本書は、2週に渡り6日間実施されたそのマスタークラスの詳細な記録と、シューベルトとシューマンについて教わったプライベートな証言をまとめたもの。ディースカウの素顔を知る貴重な資料であり、「教師としてのフィッシャー=ディースカウ氏について、ひとりの生徒、マスタークラスのピアニストから見た彼との思い出」(著者談)を記した本書は、リートに対する新たな発見を約束してくれる。今年、生誕100年を迎える20世紀最高の歌手の芸術に、再び鮮やかなスポットライトが当たるだろう。
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