チューニングのような場面から曲に入っていく仕掛けはコンサートのオープナーとしても活躍します。
2008年、「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」の委嘱により書き始め4月に完成した作品。
この作品を書くにあたって代表である金井信之氏とメールで色々なやりとりをさせて頂きました。
『どのような構成にするか?』、『何分の作品にするか?』、『タイトルをどのようにするか?』金井氏にはかなり具体的なヴィジョンがあり、私自身非常に驚いたと共に感銘を受けました。そのイメージにどこまで近づけるか、というのが今作品の最大の焦点になったと思います。それはまるで映画監督と映画音楽作曲家のやりとりのようで、とにかく楽しい創作時間でした。
タイトルをよ~く見ると、、、『夢のよう、なにわ』。夢と想像の素晴らしい世界へと誘う、「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」の音楽に最大の敬意を表してこのタイトルにしました。(このタイトルのヒントを下さったのも金井氏です。)
曲の内容はとにかくストレートに音楽の楽しさを表現したつもりです。
映像がないとわかりづらいとは思いますが、冒頭部分では指揮者がいない状況で曲が始まり、Horn、中低音による荘厳なフレーズあたりで指揮者が登場します。(曲の途中で拍手が起こります。)
作品の冒頭部分で各パートが吹くフレーズはどこが最初に始まっても構いません。
あまりテンポ感を感じさせないようにして、あくまで自由に音を出している雰囲気を演出してみて下さい。
(清水大輔)
吹奏楽 夢のような庭
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