《マスクとベルガマスク》(作品112)は、ただクラシカルなスタイルによる管弦楽曲に収まらないフォーレ独自の世界です。ヴェルレーヌの「月の光」の詩から取られたタイトルによる劇の舞台は、雅に着飾った男女が集う仮面舞踏会で、フォーレは劇のために用意した8曲から4曲を選んで組曲としました。楽器編成は4曲目にハープが加わる以外はシンプルな2管編成です。
全音スコアはオリジナル出版社のスコアとパート譜を底本に批判校訂版も参照して製作しています。野平多美氏による解説は、フォーレの生涯と作品、劇の詳しいプロットから、フォーレ独自の和声の妙が仔細に分析されていて必見です。
組曲《マスクとベルガマスク》 1. 序曲/組曲《マスクとベルガマスク》 2. メヌエット/組曲《マスクとベルガマスク》 3. ガヴォット/組曲《マスクとベルガマスク》 4. パストラール
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