●ソナタ ト短調
ベベル写本 第21番
★解題★
17世紀終わりごろのリコーダーソナタ 25曲を中心とする、チャールズ・バベルの写本(ロチェスター大学シブレー図書館所蔵)で、第21番として収録されているソナタです。
★解説★
4つの楽章から成っています。比較的やさしく演奏できて、内容的にもわかりやすく親しみやすい佳品です。
第1楽章はラルゴ(広々と)、4分の4拍子です。ゆったりと歌い始めて比較的淡々と進みますが、それなりに感情的な起伏があって、気持ちを込めやすいでしょう。クライマックスではかなり軋みの強い響きになります。(リアリゼーション次第ではありますが。)最後に「ナポリ6」が用いられているのも興味深い。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子です。最初に示される短調の第一主題と、次いで示される長調の主題を材料に、転調もまじえながら、基本的には主題を何度も示すことを骨格として進んでいきます。ロジエが「カンツォン」と題して他のソナタ書いた諸楽章に感じが似ていますが、ここでは通奏低音に主題が現れることがなく、より単純な
第3楽章は4分の3拍子の短いアルマンドです。前半が5小節、後半が6小節で、それぞれを繰り返します。途中から後半の初めにかけては変ロ長調で推移しますので、全体の半分ぐらいが長調になっています。
第4楽章は4分の6拍子で、再びアレグロと指定されています。力強い主題を示したあと、突然八分音符による細かな動きになって前半をしめくくります。前半を繰り返したあと、後半ではいくらか展開的な内容を語ってから、主題を再現して終わります(後半も繰り返し)。前半の最後の部分だけが忙しいので、そこをじっくりと練習して速度を目指すといいでしょう。
■リコーダーによる演奏
第1楽章(B1)
第2楽章(B3)
第3楽章(B3)
第4楽章(C1)
※カッコ内は指回り難度です。
※リコーダー演奏:石田誠司 (Takeyama, Brazilian Boxwood 使用)
チェンバロ演奏: 石田誠司 (使用楽器はRJP所有のデジタルサンプリング音源)
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