帰ってきたコンペイトウ KURIHARA AND IRIYAMA TOY BOTTLE COLLECTION 税込価格(本体): 2,475(2,250)円 出版社: ㈱リットーミュージック お菓子を入れる容器で、中身を食べた後におもちゃとして遊べるものの総称を「菓子入玩具」と言い、明治の末頃から売られていたという。ドロップの入ったブリキの自動車やサイコロ・キャラメルなどもその一種で、お菓子とおもちゃと楽しみが2倍あり、子供に根強い人気があった。中でも金平糖の入ったガラスビンは「菓子入玩具壜」と呼ばれ、明治末期から昭和初期にかけてと昭和20年代後半とに、大ブームとなった。菓子入玩具としての金平糖ビンは、日本の菓子史にひとつの文化を築いたといっても過言ではないほどの隆盛を見たが、今ではほとんど忘れ去られてしまった。金平糖ビンは壊れやすいガラスやセルロイドで作られていたため、現存するものは少なく、骨董市でも掘り出し物となっている。本書では、金平糖ビンの日本一のコレクター栗原英次氏とおもちゃコレクターの第一人者・入山喜良氏の愛蔵品を公開する。金平糖ビンはもちろんのことニッキ水のビン、ペロペロと呼ばれる砂糖菓子の容器など、ノスタルジックなガラスビンも合わせて取り上げ、奥行きと陰影のある美しい写真で紹介する。これぞ"ガチレトロ"な魅力満載のビジュアルブック。これはイカン! 煩悩が抑えられない!!(笑)夢と浪漫に溢れたビン達。和ガラスの蒐集家としての先輩お二人が、どれほどの労力と情熱を費やしたことでしょう。お二人への僅かな嫉妬と、あまたの尊敬と敬意の念に堪えません。ここに【和ガラス類、駄菓子屋科】のバイブル誕生です。坂崎幸之助(THE ALFEE)◎Contents金平糖容器について ガラスと金平糖の遭遇 1.思い出の花電車翼の色は火の鳥隅田川で見る夢やっとこ、やっとこ繰り出した赤い色は疫病退散の願いとなりのみよちゃんモダンガール日本一の桃太郎よみがえった金太郎江戸の福の神キューピー玉乗り餅つきウサギたぬきを訪ねて三千里猫の大道芸名所巡りのバス文明の光2.乗り物武器時計水筒ひょうたんボトルスポーツ文明の利器楽器灯火器植物動物人形不定形輸出物セルロイド袋・箱昭和30年以降ペロペロ飲料ビンその他の菓子入玩具用途不明昭和26年頃、金平糖工場の様子篠原儀治インタビューたぬきの金平糖ビンを作った男たち金平糖の履歴書金平糖の産業革命金平糖ができるまで大人の金平糖、子供のコンペイトウ金平糖の角看板ペロペロ物語◎資料編金平糖 掛物 番付表明治時代の引札江戸時代の木箱金平糖掛菓子類販売所の木製看板業界紙広告・カタログ金平糖クロニクル解説 庄司太一 近隣店舗在庫へ!