音楽のふるさとへタイムスリップ!
フィレンツェ、ドレスデン、プラハ、ロンドンから、
ベネディクトボイエルン、さらには北京まで──
歴史と旅をこよなく愛するチェンバロ奏者が
中世・近世ヨーロッパへご案内!
フィレンツェ(イタリア)、ドレスデン(ドイツ)、プラハ(チェコ)、パリ(フランス)、ロンドン(イギリス)、マドリード(スペイン)などヨーロッパの名都から、サンクトペテルブルク(ロシア)、ベネディクトボイエルン(ドイツ)、さらには北京まで、歴史と旅をこよなく愛するチェンバロ奏者の案内で、ひと味違った音楽旅行に出かけませんか。
王宮や城、聖堂や修道院を訪ねれば、そこは中世・ルネサンス・バロック音楽の世界! 『古楽でめぐるヨーロッパの古都』の著者が送る音楽紀行エッセイ第2弾!
◎目次
まえがき
第1章 フィレンツェ[イタリア] 市民が育てた芸術の都
第2章 ドレスデン[ドイツ] エルベ川のフィレンツェ
第3章 プラハ[チェコ] 共存するゴシックとバロック
第4章 ベネディクトボイエルン[ドイツ] カルミナ・ブラーナのふるさと
番外編 北京[中国] 宣教師たちの布教戦略
第5章 サンクトペテルブルク[ロシア] イタリア人音楽家の躍進
第6章 パリ[フランス] 権力とのせめぎ合いの中で
第7章 ロンドン[イギリス] イギリス国教会とオペラ
第8章 マドリード[スペイン] ハプスブルクとブルボン
あとがき
参考文献
◎著者プロフィール
渡邊温子(わたなべ・あつこ)
国立音楽大学卒業後、ヴュルツブルク音楽大学に留学。チェンバロを有田千代子、グレン・ウィルソン諸氏に師事。2002年より3年間のワシントンDC滞在中、アメリカ古楽界を牽引する演奏家と共演、ワシントン古楽祭の立ち上げに携わる。現在は東京を中心に演奏活動をおこない、バロックアンサンブル〈バロックランチの会〉、朗読とのユニット〈風流楽〉の主宰および音楽監督をつとめる。2021年CD『少女とぼろぼろの文庫本』、2025年CD『フランスいにしえの吐息』をリリース。
ある地域の音楽の発展を歴史や社会的背景とともに探ることをライフワークとし、2016年、著書『古楽でめぐるヨーロッパの古都』(アルテスパブリッシング)を上梓。またメールマガジンや公開講座を通じてチェンバロと古楽の魅力をひろめる活動を積極的に展開。
日本チェンバロ協会会員。同協会編『チェンバロ大事典』(春秋社)執筆・編集。武蔵野学院大学非常勤講師。タニタ楽器音楽教室チェンバロ科講師。無料メルマガ「月刊バロック通信」配信中。
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